大学を卒業してから仕事を全くしていなかったのは産前産後の1年間のみ。

別にバリバリ働きたいとか野心を持っていたわけでもなく、大人になったら働くものだと思っていてそれを実践しただけで、結婚しても出産しても「働き続ける理由」なんて考えたこともなかった。

有難いことに、仕事として始めた翻訳が自分に向いていたようで、絶え間なく仕事に恵まれ自分もやっていて楽しいという状況だったので、やめる理由もなく。

定年のない仕事なので目と頭が元気なうちは続けようと思っていました・・数年前までは。

50代に突入した頃からか、仕事へのモチベーションがなくなっていきました。

特に子どもが小さい頃は時間的な制約も多く、子育てが終わったら思いっきり仕事ができる!と思っていたのに、いざ子育てが終わったらそんな気力もなく。

仕事しない日があると昔は落ち着かなかったのに今は嬉しいという心境の変化に我ながらびっくり。

専業主婦の友人も多かったけど、いったい何をして過ごしているんだろう?と不思議で、決して嫌味ではなく心底そう思っていて、自分では絶対無理だと思っていたのに、今は全然平気ニヤリ

仕事しない日も何だかんだあっという間に1日が過ぎていくことがわかりました。

でも別に虚無の時間ではなくて、それなりに充実しているので、考えようによっては良いことなのかもしれないけど。

ヨガや映画に行ったり、海外ドラマを見たり。家事は嫌いだけど整理整頓は好きなので片付けられるところを探したり。旅行したり。

同世代の友人でまだバリバリ働いている人も多く、出張したり講義をこなしたり、そういう話を聞くとすごいなぁと素直に尊敬はするけど、自分にはもう無理と思ってしまう。

まぁ生き方、働き方は人それぞれ。

今の自分はゆる~く仕事しつつ、それ以外の時間を少しでも楽しんでいけたらいいな、と思います。