六月の雪幼い頃の空の高さほど何かに圧倒されたことはあるだろうか幼い頃の感覚に勝るものは今のところ見当たらない失っていく自覚なしに日々を過ごせばそれが他の何かに安易に取って代わっていく幼い頃奪われた感覚の一部奪われた場所には代わりに何が入ったのだろう失わないようにする感覚は痛みを伴うそして無意識に自分らしく生きる勇気を育んでいく六月の雪こころのからだのなかの雪★