私の家は料理屋だったせいか、
小さい頃からお弁当やコンビニのお惣菜を
「買う」という習慣がありません。
「作る」のが当たり前。
時々お店が忙しくてご飯がなくなったり、
疲れ果てた時だけ買うこともありますが、
基本、普段買うことは滅多にありません。
(あ、勉強のためにデパートや駅弁、イベントなどで買うことはあります)
「買う」ことはほとんどありませんでしたが、
「食べに行く」ことは、頻繁にありました。
お店のお付き合いも含め、
他のお店がどんな味で、どんな盛り付けで、
どんなメニューを出しているかを父が勉強するため。
家族みんなで父について食事に行くことが多かったです。
東京に住み始めてからは、
たくさんの素晴らしいお店があって、
勉強になったり驚くことばかり。
父に見せてあげたいなといつも思います。
東京での生活は忙しく、お弁当やお惣菜に
お世話になる機会も増えました。
それでもやっぱり、お弁当を作ったり、
自炊をすることのほうが断然多いです。
普段はテキトーにちゃちゃっと作って食べ終わりますが、
料理を上達させるためには絶好の機会です。
これからは自炊を料理の練習の場にして作ってみようと思います。
今日は豚の角煮。
脂身が少なめの国産の豚肉で作りました。
米のとぎ汁とショウガとねぎの青い部分を入れて煮込むこと3時間。
お味もなんとなく良かったのですが、
お肉がちょっと固め…。
これは…私の求める豚の角煮ではないな…
なんて思いながら、早速父に電話して、
コツを聞いてみることに。
巷には長く煮込まなくても
美味しい豚の角煮のレシピは山ほどあるのですが、
私が作りたいのは父の豚の角煮。
気を付けなくてはならないポイントが
いくつもあって、父は一つ一つ教えてくれました。
カロリーを気にして脂身の少ないお肉を選びましたが、
豚の角煮はある程度の脂身が必要で、
ちゃんと油抜きをすれば
ぎとぎとにもならないと教えてもらいました。
丁寧に丁寧に。
近くで毎日見ていたはずなのに、
当たり前のように丁寧な仕事をしていたのかと思うと、
やっぱりプロは違うなと改めて感じました。
そして、また今週もリベンジ。
今度は脂身がそれなりに入ったもので、
油抜きをしっかりして
ことことことこと…静かに煮込むこと6時間。
ちょっと甘めではありましたが、お肉はほろほろ。
前回より少しうまくいきました。
菜の花を添えて。
そして、美味しい海苔。
こちらは東京大田区の田庄さんの海苔です。
土鍋で炊いた炊き立てのあつあつご飯で
おにぎりを作りました。
嚙んだ時にのりが口の中ではらはらっと離れて、
同時に海苔の良い香りが広がります。
厚みは薄目。
韓国のりを少しだけ厚めにしたような質感です。
海苔がゴムのように引っ張られる感じが
全くしません。
私の母は、長年父と一緒にお店を切り盛りしていますが、
母の作るおにぎりが絶品で。
メニューにないのにお客さんが母のおにぎりを注文するくらい。
いつか母に、この田庄さんの海苔で、
おいしいおにぎりを握ってもらいたいと思っています。
そして私も、美味しいおにぎりが作れるように。
毎日の自炊で少しでもプロに近づくよう頑張ります。


