子供の頃、母が、買ってくれた本でして、父が亡くなった時、実家から持ってこようと思ったのですが
1970年初版の本だったし、読み聞かせというよりは、うちは下に3人も兄弟がいて、
読んでもらえなくて、じぶんでずーっと読んでいたので、下の兄弟たちにも乱暴に扱われて、
表紙が破れて、無くなっちゃっていたので、さすがにそのまま遺品同様に処分されてしまいました。
そんな本を昨日ブックオフで偶然見つけて。これ、2000年にまた、再版されていたんですね。
でも、なんと、105円で売っていました。なので、即買っちゃいました。
一篇が4~5分ほどでいろんな国のお話が載っていて読み聞かせにも最適で、
私は、ディズニーを知る前に、人魚姫やピノキオやシンデレラの話などはすべてこの本から
知ったので、懐かしく、初版そのままのイラストと物語に感動しました。
お話の中には、道徳を説く物語もあり、きっとこの本が私の原点なのかなと
思ったんですよね。
ただ、この本のシリーズには、春、秋、冬もあったのに、
当時高くて、買ってもらえなくて、私が知っているのは、この夏の本だけだったんですが。
今、末っ子は小学3年生で、このお話は、幼児向けとして作られているのですが。
実は、今の集中力のない子供たちの読み聞かせには、ちょうどいいかもと
思ったりするんですよね。
出来れば、また見かけたら、春、秋、冬の巻も買いたいです。
アマゾンで買おうかなとも思ったけど、私が読みたいだけだから。
最近、自分の原点に帰るという作業を知らず知らず自分でしている気がするんですよね。
40年の間、知らず知らず、自分が思い描いた生き方と違う道を歩いてきたんじゃないかと思って。
かといって、何をどうしたいというわけではないのだけど。
本当の自分は、もっと楽しい自分だったなと思うんですよね。
底抜けに調子が良くて明るくて、おバカだけどポジティブで
こんな自分に誰がした?と思うんですが。
主人に話すと、それは、親なんだから、制約があって当たり前だと。
そう言われて、そうなのかな?となにか釈然としない思いが残る。
出来はそう良くない子供達だけど、考えてみれば、私の子供時代より
従順で、真面目で、良い子達ばかりで。
私のほうが圧倒的に、不思議ちゃんの落ち着きない子だったよなと
思うので、子ども達、型にはめて育てすぎたかなという反省もあるこの頃。
そろそろ、人生の第3場面を開いてみたいなあと想う。
長女の言う、海外移住とか、簡単にはできないんだろうけど
ニューヨークやロサンジェルスには行ってみたいな~とか。
ふと子供の頃に描いた、広い世界に思いを馳せて絵本を読んでいました。