卒業生を送る会 | 子育てというボランティア

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すべての出逢いに感謝とそしてハピネスを!!

来週は中学の卒業式で、再来週は小学校の卒業式で
長女は、中学の卒業生で次女は今年中2になるので、中学の在校生で送る側で
3女も在校生で今年小6なので送る側で、中学校と小学校の送る会を見学してきました。
浦安で一番あれていると言われていたH中の送る会は
ハンドダンスや、ソーラン節、1~2年生や3年生の合唱
素晴らしかったんですよね。
3年前には考えられないくらい・・・。
うちの子が、1年のときにこの状態だったら、
越境してM中に行かなかっただろうと思うくらい・・・。
 
当日うっかりしていて、M中の送る会に行けなくて、
長女に聞くと、3年生がまじめに歌っていなくて、
しかも、後日先生にみんな怒られたという話でした。
うちの子はわりとこういう行事はまじめな方なので、
大きな声も出すし、仲良しの子と団結して声だそうね~なんていうほうなんですが。
これ以上出せないよって声で、歌っても、「まだ小さい、本気が出ていない」
と全体会で言われるのに憤慨していたんですが。
 
こういう学校の様子を見ているとふと思うことがある。
今の子ども達って、子どものうちから、
手を抜くと言うずるさを持っている子が多いなと言う事。
それは、大人のせいでもあるかもしれないけど。
一生懸命歌わなくても、誰も困らないだろうとか
口パクで歌わない子を個人的に指導出来ないって所。
 
歌わない子が一人なら注意できるけど
歌わない子のほうが多く、かすかにでも歌ってるなら
無理強いできないって言うか。
そもそも、モチベーション作りから力が入っていないし、
どうしてもやらされている感が強いんだろうな。
 
それは、幼稚園のママさんコーラスでも同じですが。
子ども達に、歌のクリスマスプレゼントをしよう
なんて、企画して、練習もやるくせに
本番も練習も、小さい声で歌ってる、ママ達。
私はそういうの嫌いで、みんなが歌わないから
小さい声に合わせて自分も小さくするなんてことは、
本当にバカバカしいと思うんですけどね。
だから、大きな文化会館で、観客できた我が子や夫に
「ママの声だけが聞こえていたよ」と言われるくらい。
形だけなら、やらなくていいじゃん。
そんなにきれいにしてかっこつけて、舞台で、やってるって言うポーズ
する為だけにわざわざ練習しとんのか?
馬鹿じゃない?って思う。
幼稚園児の声の方が大きいじゃん。大人として恥ずかしくないのか?
そういつも思います。
 
それがまかり通る世代の人が教師をやっていたら、
そりゃ、何がいけないのかとか、やるときはやる力を出すには、
ココロから育てなくちゃ駄目なんだってこと、
大人もわかっていないんだろうなといつも思う。
熱いとか、熱心な教師や大人は、敬遠される時代だし、
一生懸命することをかっこ悪いと笑う風潮もある時代だけど、
心を伝えると言う事が、わからない大人には、
人は育てられないだろうなと思うんですよね。
 
私は、娘に笑われたりするけれど、本当にすぐ感動するし、涙もろい。
送る会でも、送られる立場でなくても、上辺だけじゃない一生懸命な後輩からのメッセージを聞くと、
凄く涙があふれちゃうんですよね。
小学校でも、子ども達が、一生懸命な姿って、本当に感動します。
形だけじゃない心を伝える事、心を贈る事
それが見えなかったり、かっこ悪いとかダサいとか
そんな風にしか表現できない時代のせいにしちゃいけないけど
それだけ、教師も親も、干渉とおせっかいと心のふれあいは紙一重だけど
やらないならみんな平等にやらない方がいいと手を抜いているし、ラクをしている姿を
子どももみていて真似しているってこと、わかってるんだろうか。
子どもに怒ったりするだけじゃ駄目でしょうって思うんですけどね。
 
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」
 
これは、日本海軍の連合艦隊司令長官を務めた山本五十六が残した言葉だそうです。
教育も子育ても、大人になって部下を育てるにも大事な事だと思います。
私がこの言葉を知ったのは、高校時代演劇部でミュージカルで
「オズの魔法使い」をやることになり、演出助手はやったことあるけど
舞台監督(演出)をやれと言われて、
自分の頭の中で、こんな風な舞台にしたいけど
仲間にどんな風に伝えていいかわからなくて、悩んでいた時に
父が教えてくれた言葉でした。
 
それから、大学に行って、小学校の教員の免許をとり、児童館の指導員を結婚前まで
やっていたんですが、本当に子ども達は、山本五十六の言葉のように
すれば、私が投げた情熱の分だけ感動を返してくれるんですよね。
子育ても、それは同じなんだろうなと思います。
自分が恥ずかしいとか、できないとかかっこ悪いと思っていることを
人にだけ頑張れなんて、言っていたって解決しない。
 
それは、全てにおいてそうなんじゃないの?・・・と思うこの頃。
 
それに加えて大事な事は、私はあなたではないから、あなたと同じには出来ない
だからこそ、人は教わるのだと言う事も、忘れちゃいけない。
はじめから出来るならだれも、練習なんかしない。できないから練習するんだってこと。
出来なくても、やろうとした努力も認めてやること。結果だけが全てじゃないってこと。
そこも忘れちゃいけないですね。