教師にしても、いじめられた方の意見だけ聞くわけにいかないし。なぜなら、どちらも同じ自分の教え子なのである。明らかに、誰かが、故意にいじめる目的でやったということを証言または証拠として見せなければ、いじめた本人に、本当にやったのかと問いただす自由も、教師には与えられていないようです。
それはなぜか。そう問いただした子の親に、うちの子を疑ったのかと言われた時、自分に責任がかぶってくるから。そういうような親だから、逆に、教師が訴えられかねない。だから本当は、教師は、相手がわかっているのなら、学校外で、親同士が話し合えばいいとさえ思っている。たとえそれが学校内で起きた事だとしても。
今まで、自分も、子どもも、いじめられた事があるので、これは単に私の経験談でしかないけれど。
まずいじめにあったら、子どもと、どうしたいのかを良く話し合うこと。ただ漠然と、いじめはやめて欲しいと思っていても、戦わなければ、いじめはなくならない。いや、戦わなくても、自分が気にしないという、精神世界で勝利する手もあるけれど。(そいつらと仲良しじゃないからって、自分の人生には全く関係ないし、小学校や、中学や、高校の友達が、一生の友達ってわけじゃないし)そう思えれば、何の苦労もない。
私なぞは、高校時代、自分のクラスの女の子と、お弁当さえ食べなかった。ひとりでもくもくと食べるまたは、一人で学食で食べる・・・お一人様って奴です。それで食べ終わると、速攻、自分の部活で中がいい子のクラスに押しかけていって、遊んでました。女の子の、みんな一緒で、「きゃわゆいお弁当とデザート」もまあ、好きな方はどうぞって感じですが、私は、そんなクラスのリーダー的な女の子に、おべんちゃらつかってまで、いたくはなかったし。自分の昼休みは、自分の好きに使いたかったし。
こんなだから、いつも一匹狼みたいに言われるんだけど、そういう女の子連中に限って、クラスの男子との橋渡しに、私に間に入ってとかいうんだから、勝手なものです。まあ、話は脱線しましたが、そういうふうに、いじめとか、仲間はずれとか、気にしないほど自分が強くなれれば一番いいのだけれど、まあ、たいていの人は無理。思い悩む人の方が多いと思う。
で、どうするかだけど、まず、まわりを見渡して、自分がいじめられていると、客観的に説明できる物証を探す。なければ、日記でもいい。写真があれば直いい。いつどこでどうされたという一字一句もらさず書き留めておくとか。いじめられてたと証言してくれる友達でもいればいいけど、なかなか、今どき、そんな正義感の強い子はいないだろう。精神的苦痛を受けたという病院の通院証明でも良いでしょう。とりあえず、そこが一番大事。あと、連絡帳に教師にいじめに対しての苦情を逐一報告して文書に残しておく事も良いでしょう。後々、指導力不足の教師なら、それを証明する根拠にもなりますから。
それで、そいつを押さえた上で、担任に苦情を訴える。ここで対処してくれればいいのですが、そこでダメなら、証拠を持って、管理職に(教務主任や教頭や校長)そこでだめなら、その管理職と相談した内容の逐一をさらに文書化して、教育委員会に証拠と一緒に持っていって、訴える事。
そうすれば、まずは、指導力不足の担任に、処分は下ります一応、生徒にも聞き取りなどの指導も入るでしょう。それが親の精一杯できる事でしょう。そこまでやれば、上から圧をかけたという事で、一応解決はするでしょう。
・・・が、それでも、担任の、査定がさがる程度で、担任を飛ばすまでは無理でしょう。年度末なら可能性あるけれど。担任が指導力がないから起こるいじめもあるから、担任を指導したいと思う親もいるでしょうが、教育委員会は、そもそも、現役教師が上に上がって、教育委員会という役職につく様な物で、元は教師なので、よほどの不祥事やマスコミにバッシングされるなどでなければ、隠ぺいされて終わりで、同じ担任だと、自分の査定を下げられた腹いせに、証拠の残らない形で、仕返しされる事もある。例えば、内申書を悪くつけるとか。推薦をしてもらえないとか。やろうと思えばなんだって出来るのである。教師も人間だから。決して聖人ではないのです。
じゃあ、どうするかなんですが、人間なんて、人を変えるより自分を変えたほうが良いんです。例えば、いじめっ子のいないクラスに替えてもらう。←これ、校長権限で出来ます。
または、いじめた子を転校させようなんてバカな事は考えても無駄。よほどその子が、非行に走ってるとか、素行が悪いとかじやなきゃ無理。謝らせたい・・・それはどうだろう。謝らせた所で、友達になれるわけではない。かえって恨まれるだけ。自分の子どもがどうしたいかってことなんだけど、最悪、転校するのも一つの選択肢です。ダメな学校と戦うだけの労力使うくらいなら、次の場所に期待した方がまし。ただ、転校となると、受け入れ先の学校を良く吟味しなくちゃいけませんが。これで、目の前にいた、バカ教師も、バカ親もとりあえず、いなくなります。
でも、逆に前の学校に自分を理解してくれる、一人でも友達がいたとしたら・・・。新しい環境の方が寂しさやつらさが増えることもあります。なんてったって転校生ですから。しかも、行った先でまた同じ様にいじめられてはもともこもない。
まず、わが子とよく話し合って、いじめられる原因は、クリアにして、取り除く事が大事。一番大事なことは、お子さんがどうしたいかで、親のエゴや、プライドはいりません。あと、いじめられる原因が、子どもの病気や、障害などが原因の時は、いじめた子や、その親、担任に病気や障害をはっきり認知してもらうことが大事。その上で、どちらが理不尽なことをしているか、白黒つけるのも良いでしょう。
そのほかには、教師を通さず変える方法。
とりあえず、教室かいじめっ子の溜まり場にに押しかけて、いじめた子に、正論で、おのれの卑怯さをみんなの白日の下にさらしてやること。こわいか~ちゃんだと思われますが、小学生にはこれが一番効く。しかも、担任は、自分に責任がかぶってこないので、協力的かも。そのかわり、子どもが親に話すので、たぶん親が嫌がらせにあうかも。←私遭ってますけど。まあ、子どもがやられるよりはまし。ちなみに、そんな親なんか怖くない。商売してるんじゃないので、食べていくのに、全くその人たちは関係ないから。
で、自分は何もせず、悪い子と悪い教師だけが、いなくなって欲しいと思うなら。自分と同じ境遇の仲間を探して、協力するからって、その人を矢面に立たせて、まわりでお膳立てして、悪い奴らを懲らしめる。これ簡単そうだけど、実は自分がめっちゃ証拠集めや支援者探しで疲れる。
いろいろ考えると、自分が変わるのが一番簡単。ダメ教師は、自分の手で首を切り落とさなくても、同じ間違いを何回もやってくれるので、自分で自分のくび絞めてくれますし、いじめっ子も、ほうっておけば、いつかはいじめられる立場にも回って行きます。どんな悪い子でも、私は神じゃないので、更生させる義務も責任も権利もないのです。その子の親が、さらに大きな事件を起こした時に、泣いて世間に謝れば良いじゃないですか。
それに、この国は、よほどのことがなければ、教師も、医者もクビには出来ないんですよね。だから免許更新制度を作るなんて政府は言っているわけですが。その制度が出来たからといって、絶対ダメ教師がいなくなるわけじゃないし。文句を言ってくるダメ親や過保護親の教育の方をしようとしだす始末だし。
バカ親、君子危うきに近寄らず。そんな親と付き合わなくてもいい環境に、自分たちをおきましょう。くだらない奴と関わるだけ人生の無駄。
その学校のそのクラスにこだわらなくても、きっと自分の居場所はみつかるはずです。そういうやつらのために、自分の命を投げ出したりするのはもったいないです。その場所やその時間にこだわらなくなった時、きっと自分に用意されたもう一つの人生が開けるはずだから。
・・・そんなふうに考えられませんかね。わが子を守れるのは親しかいません。でも、子ども自身が、自分の足で立てる力も、つぶしてはいけません。心の糧となる経験でもあります。子育ては、真剣にでも深刻になってはいけません。