臨時報酬改定の動きとその影響。
こんにちはさ、さ、寒いですね雪降ってましたし、風の音が聴こえるだけで寒さが増します…そんな中、ワンコのトリミングに(だって予約なんだもん)食材の買い物、ホームセンターに車を出し、(介護用品の買出しを急に頼まれた)昨日のブログでご心配をおかけしてるかもしれないのに精力的に(オイっ)動いています。今週は月曜日から予定が有り、業者とオンラインの打ち合わせ、火曜日はコープ茨木白川店でのラストマルシェ、水曜日は高槻市開催のオンライン研修、木曜日は、次年度からあすてるの利用を開始される方の担当者会議、金曜日は今のところ予定無しなので、1月最終週も過ぎるのは早い筈毎週あっという間ですこの調子だと気がつけば春になっていますね年度末に近づくと次年度の福祉予算について情報が出て来ます。今回は随分と思い切ったことを国がやろうとしています。障害福祉サービスは3年毎に報酬の見直しが行われているので次回の見直し(改定)は令和9年で、令和8年度になってから本格的に検討会が開かれるのが例年の動きでした。ところが、今回の厚労省は随分と踏み込んだことを(※本音では『乱暴』と書きたい)発表しました。改定年度でもない臨時改定で基本報酬の引き下げは異例であり、現場は非常に混乱しています。では何故、引き下げを急ぐのか?前年度比で伸び幅が最も大きいのは1,052億円増しの就労B、次いで放デイ&児発、GHが目立ったからです。急激に増加した理由は『年間の利回りxx%も可能』『知識や経験は不要』『非常に収益性が高いFC事業』などというコンサルの謳い文句に誘われた商売人が続々と参入してきたからです。もう何年も前から指摘されていた筈なのに認可の為の手続き内容を変えず指定申請書類さえ揃っていれば認可し続けたのは国です。そして今、増え過ぎた報酬を減らす対処が基本報酬を下げる…です。現在の制度は性善説のもとで成立しており、下がる前の基本報酬でもまともな運営ができるような金額ではありません。それなのに単純に報酬を下げて増えすぎた報酬の総額を減らそうとしています。強引に押し切ろうとする国に対し、検討会に参加している委員からは単に報酬費用の増加に注目するのでなく利用者への効果の推移と比較して検討すべきであるとの声や基本報酬の引き下げは、職員の給与カットやサービスの質の低下に繋がると問題を提起する声があります。これまでの過去を振り返っても国は一旦下げた基本報酬を元に戻すことは無かったので環境整備や賃金アップに資金を投じることが出来ず、今以上に人員不足に陥ることが想像できます。つまり、本当の意味での福祉を掲げている健全な事業所ほど利益がない中で運営してきたので資金不足から閉所に追い込まれ、投資のように運営している事業所は元々の利益があるので生き残ることができます。生き残ったとしても採算が取れなければサクッと閉めて次に儲かりそうな別のサービスに鞍替えするでしょう。報酬改定に先駆けて令和8年の基本報酬を下げる分野は新規事業者に限りで、既に開所しているところは対象外です。しかし、新規事業者に制限をかけても現行の報酬総額は減らないので令和9年の報酬改定でも就労B、放デイ&児発、GHが対象となると思います。ということは結局、現行の事業所に尻拭いをさせる手段であり、こんな理不尽なことが平気でまかり通る世界です。わんすてっぷとあすてるは報酬が下がるということになるので今から頭を悩ませています。希望があるとするならば『視覚障害者や重度者への対応等専門性の高いサービスは除外』『資源の乏しい地方等実情を考慮』『地域ごとの充足状況を勘案すべき』といった要請がなされたこと。一律に基本報酬を引き下げる対応に不満と心配する声があるようです。もしかするとこの要請に該当する事業者は救われるかもしれません。令和6年の改定で基本報酬が下がった訪問介護は過去最多のペースで閉所しています。障害福祉サービスでも同じことが起きるだろうと該当サービスの事業所はみていて傷が浅いうちに早めの閉所をする事業所が出てくると考えられます。そもそも性善説にどっぷり乗っかって適正な報酬を決めなかったから法を潜り抜けるようなやり方のビジネス参入を許してしまった、これだけです。国は性善説ではなく、性悪説に立って、報酬体系を作り直す必要があるという意見があります。全くその通りだと思います。結局、早めの閉所やらM&Aやらで巻き込まれるのはご利用者で、通所先が閉所すれば行き先を探さねばなりません。特性が強い子どもほど受け入れ先が見つかりにくい現状に保護者はストレスを抱える…こういう流れを見て来た私が言えることは子どものサポートブックを作り家庭療育の成果を更新しながら防災のように備えておくと慌てずに済むかもしれないということくらいです。閉所の予告は事業所に委ねられ早いところは1年前、平均的には1、2ヶ月前という幅がある訳ですからある日突然、告知されるかもしれません。長々と書きましたが、皆さまの心の準備のために障害福祉サービスの動きをお伝えしました。最後までお読みくださりありがとうございました。