今迄数えきれないくらいのアドニスたちを、美青年たちを、見送ってきた。
今度また、見送りに行くんだ。
今度で、最後のお別れになるのかもしれない。
もう、時間は待ってくれない。
その時は刻々と近づいてきている。

私は何も言えないまま、ただ、見送りに。
黙っていよう。

優しい気持ちになれるよう精一杯の配慮をしてくれたあなたに、精一杯の恩返しをしよう。

生まれ変わったら、また一緒になろう、と誓おう。

いつの日も一緒に過ごしたときをずっと忘れずに憶えておくから。

甘いものが大好きなあなた。
優しくてつい人のためだから、と命を投げ捨ててまで無理ばかりするあなた。
爽やかなあなた。
几帳面なあなた。
色っぽいあなた。
男らしすぎるあなた。
甘くてやわらかくて、美少年的なかわいい透明な声を持ったあなた。
ファンタジー好きなあなた。
メルヘン好きなあなた。
どこまでも自己中に見えるけど実は引っ張ってくれるたのもしいあなた。
本当は寂しがりやなあなた。
本当は誰よりも意地っ張りで強がりで、ブリッコ?なあなた。
小悪魔なあなた。
自分より人の幸せを願い続けるあなた。
わがままなあなた。
独占欲の塊なあなた。
誰よりも自分大好きなあなた。
天然記念物なあなた。(笑)
かわいすぎるあなた。
愛され系なあなた。
純朴すぎるあなた。
誰よりも何よりもばか素直で真っ直ぐすぎるあなた。
手を付けられません(苦笑)。

究極の王子様です。



全部悪いとこもいいとこも引っくるめて……抱き締めて、未来に向かいます。