昨日夕方は、遠くの空で、
雷鳴が響いていて、
ほんの少しの小雨が
パラついたけれど、
地区合同盆踊り大会が
無事に行われた。
組長、班長としての
大きなお仕事は、
この『盆踊り大会』で、
終わることになる。
私たちの班の提案で、
組長全員での盆踊りの踊り子を
引き受けることとなり、
今までになく、
盆踊りは盛り上がったと思う。
お囃子の方から、
簡単なレクチャーの後、
予定では4つの班が10分づつ、
踊りの輪を作って踊る予定に
なっていたが、
1時間みっちり
踊ってくれた方もいた。
参加者も『初めて参加したけれど、
楽しかった。』と、
言って下さっていて、
提案した者の一人としては、
ほっと胸を撫で下ろした。
私もこの地に引っ越しして
30年になるが、
盆踊りの輪に入ったのは
初めてだったが、
途中から楽しくなって、
最初から最後まで踊った。
もともと、
盆踊りはご先祖様の
おもてなしをするという
意味合いのほかに、
地域の人々との交流という要素も
あわせ持っている。
踊り終えた後は、
ある意味高揚感があり、
一緒に踊った町内会の
知らない人とも
お話が弾んだ。
執行部すら、
くじ引きでないと決まらない、
組長も年寄りだからと
辞退するような
へっぽこ町内会ではあるが、
参加してくれた方々は皆、
精一杯盛り上げて下さった。
『袖振り合うも多生の縁』
なのだ。
「多生」とは、仏語で
何度も生まれ変わる「輪廻」という
意味があるという。
同じ街に住み、子供を育て、
生活圏を共にしていることは、
ご縁がない訳はない。
盆踊りが盛り上がったことで、
この地のご先祖さまたちが
きっと、
喜んでくれたに違いない。

