我が家のお庭に

生息するカナヘビの

お話です。名前は「チョロちゃん」と

でもしておきます。


写真だとリアルなので、

いたずら書きにしてみました。

優しそうな顔の子です。

何匹かお庭に住んでいますが、

この子はわかります。


なぜか?


2022年の春のことです。

プランターでレタスミックスを

育てていた時のこと。

種屋さんから「虫取シート」を

おまけで頂いていたので、

プランターの横に

ぶら下げていました。


小さな飛ぶ虫は、

たくさん取れました。

が、ある日のこと、

5cmくらいの赤ちゃん

かなちょろ(かなへび)が、

瀕死の状態で張り付いて

おりました!!


かなちょろは、

存在していても気にはなりません。

けれど、触りたくはない!


でも、助けないと…。

意を決して、

虫取シートの強力な粘着力と

戦ったのです。


かなチョロの赤ちゃんの

指は数㎜です。

胴体の厚みも1cm未満です。

剥がしている最中に、

小さな手や足が欠損して

しまったと思います。

しっぽも少し切れましたが、

こちらは、再生するはず。


やっとのことで、

シートから救出した後、

心臓の鼓動は感じましたので、

大丈夫!!とは思ったのですが、

おそらく放心状態で逃げません。


ほんの少し時間が

かかりましたが、

草むらへ帰っていきました。


次の年、少し小さめで、

しっぽの色が違う子を

発見しました。

鳥などに食べられずに、

生きていてくれた!と

ほっとしました。

日当たりの良い場所で

日向ぼっこをしていたので、

そっと見守りました。


今年も、その子と出会いました。

しっぽの色は変わらず、

手足の確認ははっきり

出来ないのですが…。


かなちょろ(かなへび)は飼育も

出来るくらいなので、

私が驚いたりしない限り、

逃げません。


他のかなちょろたちも、

指を顔に近づけると、

舌をちょろちょろと出し、

歓迎?してくれます。

「今年も元気で良かったね。」と、

しゃべりかけてる

私もちょっと変な人ですね。


ハ虫類が好きな訳ではないし、

虫の中では、

名前に「ゴのつく子」や

「カメのつく子」は、

特に苦手です。

私の領域に入ってきたら、

仕方ないけれど、

駆除対象になります(笑)

ほぼ私は、いつも駆除係です。


かなちょろも

虫やかえるなども

小さい頃には、

触れていたから、

私にとっては、

草むらに住んでいることは、

自然なことなのです。


「チョロちゃん」が、

我が家のお庭でのんびり

過ごしている姿を発見すると、

初夏が訪れたと思う私です。