私は小さい頃から、

手紙を書くのが好きでした。


転勤した土地で仲良くなった人、

PTAや習い事で仲良くなった人、

高校や中学時代の友人、

会社勤め時代の友人…、

数は少ないけれど、

県をまたがって、

多くの方と長く交流を

続けています。

今はLINEとか他の手段でも、

連絡が取れて楽になりましたが、

手紙も良いものです。


10年に一度くらい、

それを読み返しながら、

整理します。

すでに、この世のお仕事を終え、

旅立った先輩からの

お手紙は処分するのに

少しためらいを感じますが、

ファイリングしながら、

時を見て整理します。


古い手紙の多くは、

その時の心情や

子供の成長の様子などが

書かれています。

離れていても、

心を寄せてくれていたことがわかり、

今読んでも、

温かい気持ちになります。

通り過ぎて行った方も、

どこかで元気にやっていてくれたら

良いなと、思いを馳せたりします。


転勤で別の土地に

住むことになった年下の友人の

くれた手紙の一文です。


「◯◯さんの話、行動、すべてに刺激を受け、とても楽しかった。今はまだ◯◯さんみたいな人に出会えていない。

親切な人もいるけど、みんなフツーの人。それは、それで良いのだけれど、

ちょっと寂しいと思うのです。」

と、書かれていました。

それは、私にとっては、

すっごい誉め言葉に感じた

記憶があります。


彼女が転勤で別の土地に

離れる前のこと。

その頃、仕事をしていなかったので、

PTAの広報の部長に選ばれて、

子供優先の広報誌の誌面に、

テーマを決めて

親も発言出来る誌面にしようと、

推し進めたのですが…。

それまでは、PTA行事の感想とか

お堅い記事ばかりだったので、

反対派の部員と

かなり議論になりました。

結局、私の案が採用になりましたが、

おそらく、「新入りのくせに」と

言われていたと思いますし、

ある方からは完全無視されました。

そんな中、ずっと手伝ってくれたのは、

彼女でした。

私は、やると決めたら、

とことんやる!みたいなところが

あるので、

夫はよく「危なっかしい人」と、

言ってましたっけ(笑)


古い手紙を整理していて、

色々なことに挑戦していた、

「30代の私」に会えました。


東京まで絵を習いに行ったり、

今や普通になっている

子供服のリサイクルや

フリーマーケットを友人と

企画したり…。

新しいことをするのが、

楽しかった頃です。


老年の仲間入りを果たした今、

私自身はフツーの人?を

しているつもりですが、

毎度のこと、友人たちからの

手紙やLINEで、

「今は、何に熱中しているのかな?」

と、聞かれることになります。


これからの私は、

「愛」「人生経験」をもって、

あちこちの後輩を応援する人に

なりましょうっと😊💓