みんなグネグネ | 「スポーツ医科学をもっと広めたいっ!」という気持ちを込めたブログ
休診日にはいつもどこかの高校にトレーニングなどに出かけている

が、今回は、ホッケーの男子チームへ。

しばらくみてなくて、新チームになってから初めてとなるので

身体を状態を見ることにした。

3時間で、トレーニング指導もしなきゃならないので、痛みや違和感

のある連中を中心に見たのだが…




腰痛が、12名中4名に見られた。1/3だ。

しかし驚くことに4名とも見るからに姿勢が良くないぞ。

差こそあれ、みんな軽い側弯状態で、前額面上でも脊柱の弯曲が

強い。

骨盤・股関節周囲の柔軟性、上肢・下肢の柔軟性をチェックし

それから、骨盤をいじる。

これでまあまあいい感じだ。

とは言っても、これまでこの姿勢でやってきたため、体幹のローカル

筋が使えないし、また左右差もある。PNFなども含め

「こう使うんだよ」という感覚をつかんでもらった後でトレーニング

指導。

今はまだ仰臥位でのエクササイズだが、いずれ座位、立位とすすめ

ていかなければならない。実際のスポーツ動作は立っているわけ

だから、立った状態で体幹を固定できる能力が必要だよね。

しかし、問題がある。

どうやっても月に1回しか見れない…

プログレッションが大事だが、数種目が限度。今のプログラムが

できたところで、「さ~て、次に行くか」と思ってもその時には

たいてい正しいフォームを忘れてしまっていることが多いから。

症状がつよい選手には、クリニックにくるように話したが、人数の

少ない状況で果たして来れるかどうか。

まあ、与えられた状況でやっていくしかあるまい。

コアの問題は彼らだけではない。他の選手もプレー中の姿勢や

フォームを見ても、いずれ問題は出てくるなというのは明白だった。

次回は3週間後の予定。それまである程度のプログレッションを踏ま

えたプログラムを提示できるようにしておこう。