
昨日の3.4年生のプルミエール・ミディクラスで、まずノートと鉛筆を出すように伝え。
「エカルテドゥヴァンの説明を書いてください」
バレエの基礎はすべて決まりがあって、理にかなっています。
その説明をレッスンで事細かに教えているけど、はたしてどこまで理解しているのかな

なんとなくわかっていても、言葉で説明するのって難しい。それを言葉にする前に、記述するのはもっと難しかった



どこまで理解しているのかを知りたかったのに、まさかの国語力の無さを目の当たりにする結果に

日本語って、世界中のどの言語よりも習得が難しいとよく言われます。
パリの友達も、「日本語はすごく難しい。フランス語は日本語より簡単だ」と言ってました

ひらがな、カタカナ、漢字があり、同じ発音でも表記が違ったり(づとずみたいな)
会話になると敬語があったり。
そんな日本語、たしかに細かなニュアンスを伝えるのにはとても便利だなって。
でもまだまだ語彙が少ないこどもたちの書いた説明は、「はて?どういうことなんでしょうか?」って内容で、爆笑
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‥


結局、「活字の本を読みなさい、国語を大切にしなさい」という結果に

同じことを今日は5.6年生にやらせてみると、さすがに説明の文章は形になってはいるものの、これではわからないぞ
という内容が多く


いつも先生が説明してることをわかってるつもりでも、こうして説明を書いてって言われたときに書けない、言えないはわかってないのと同じことよ。
言われてることを耳から耳へ流していたら何も得ないけど、吸収しようとしたらそれは自分の宝になる。
時間はみんなに平等に与えられているから、同じ時間を無駄にするか、財産にするかは自分次第。
という、深い話をしました。
いかに自分がわかってるつもりでいたかがはっきりわかった今回のトライ。
字を書くこと、思いを文章にすることが心と脳に大切なんです。
スマホで済んでしまう世の中になったけど、
学びたければ書くこと、伝えたければ声に出すこと、声に出して伝えたければ、まずは書けること。
大切にしてほしいな。
バレエには、声はないけど、心の中ではっきりと伝えたいメッセージが文章で作れなければ、伝わらないと思うんだ

私は書くことが好き。
パリに初めて行った時から、レッスンは全部ノートに書き続けてきました。
毎日毎日、レッスン内容、感想、自分の気持ち、今日食べたもの、買ったもの、今日1日がどんなだったかをイラストも書いて笑
このノート、今でも時々見ます。
この頃こんな自分だったんだなって、こんなことあったなって、過去の自分に戻れる。
それに、ちゃんとレッスンの内容が見たら動ける

私のなにより大切な宝物

みんなにも同じ日は二度とないから、その日その時を残してほしいなって思います。
カタコトの日本語、はやく直そうね

これは絶対に失いたくない宝物

君たちの今は、今しかないのだ
