今日は日曜日、いつもは家でゆっくりと過ごすのですが、久しぶりに静岡へお出かけしました
さすがに街中は混んでいて、駐車場もいっぱいでしたが、お天気も良かったので遠くに停めて
てくてく歩きました

年末から行きたかった静岡市美術館の「ロイヤルアカデミー展」
ようやく行ってきました。。
しかも、今日まで(笑)
美術館がわりと好きで、時間が空くと足を運びますが、今回も久しぶりの美術館鑑賞。
入っていくまでのわくわく感がいいですね~何かが始まるような、ドキドキ・・
前に、ショッピングのついでに美術館へ寄ったときに、ヒールの音がうるさい靴を履いてきていたので、館内で靴を脱いでタイツで歩いた事がありました

思いつきでの美術館鑑賞はご注意を・・
とはいえ、靴を履かずに美術館を回るというのもなかなか新鮮なものでした。
係員さんが、スリッパをお貸ししましょうか?と言ってくださいましたが、
可能であればこのままでも良いですか?と聞くと、OKが出たので、芸術の溢れる空間を地からも吸収させていただいたような気持ちになりました

今日鑑賞してきたロイヤルアカデミー展は、個人的にはストライクゾーンではなかったものの、数点のお気に入りを見つける事ができましたよ。
Sir Henry Raeburn の「少年とうさぎ」
男の子の表情の美しさ、特に、澄み輝き、引き込まれるような目の表現にくぎづけ。
Henry Herbert La Thangue の「香水用のスミレ」
香水用に栽培、収穫し、乾燥させた茶紫色のスミレを、大きなカゴから地面に敷かれた布の上にあける女性の油絵。本当にカゴから流れ落ちているような、動きのある作品。
咲いていたときの鮮やかなバイオレットを連想させる、干からびた中に残る茶紫が印象的。
そして一番のお気に入りは
Sir James Jebusa Shannonの「ブラック&シルバー」
白い肌に赤い頬の美しい貴婦人が、ブルドッグのような小さな犬と描かれた油絵。
重ね塗りという高度な技法で描かれているのが特徴。
女性の頬の自然な赤らみの素肌感、品のある美しさと、傍らの犬のしかめ面しい表情が何ともいえずミスマッチのようでベストマッチ!だと思った作品。
ちなみに、この絵のポストカードがほしいと思いましたが、実物とあまりに色彩が違いすぎてスルー

私は絵描きでもなく、美大生でもないので、細かな歴史や説明はあまり読まず、興味のない作品はさらっと見ていきますが、ピンときた作品は近くへ行ってゆっくり見て、説明も多少読みます(笑)
美術館にはいろんな人がいて、ものすごく時間をかけて回る人や、説明が聞けるイヤホンを借りて聞きながら回る人も。
連れの人たちと美術談義をしながら歩く人なんかもいて、「専門」ていう意味ではかっこいいなぁ。。なんて思いますが・・
でも、時代背景や歴史、絵画の技法など、必要最低限の情報があれば良くて、
その画家が何を思って描いたとか、何を表しているとか、そんな事はあまり知りたくはないんですね・・
見て感じる事が一番で。。想像の余地がないと芸術ってつまらなくなってしまう。。
だから見て感じて歩く。それが私流、美術館の楽しみ方です

音楽も同じで、どの作曲家がどんな状況の時に作曲したかなんて、あんまり知りたくなく・・
聴いて、好きだと思ったら振り付けを考えたい。
自分の中の自由なイメージを形にさせてくれるのが、ドヴォルザーグだったり、ショパンだったり、モーツァルトだったり、バレエの王道チャイコフスキーだったりするわけです。
ちなみに私の好きな画家はオーギュスト・ルノワール、好きな作曲家はセルゲイ・プロコフィエフ。
今度は演奏会に出かけたいものですなぁ・・


