少しだけ離れた
アナタの名前を
呼ぶ
ただ
それだけなのに

心臓が
きゅ、てして
巧く声が出せなくて

なんだか
泣きそうになる
そんな時

俯く寸前に
いつも
目が合う
のは

何故だろう
アナタの声に乗せられた
自分の名前

違う響きに聞こえて
胸の奥がざわつく
のは
きっと


・・・きっと。