私と同じ職場には定年越えのおじいちゃんがおり、

基本的にその方と一緒に業務を進めております。

 

その方は発達障害のことがいまいち解っておらず、そのうち治るくらいな感じなのですが、

年代的にも仕方ないので「そうですね~、海外では個性とされているのですが日本の現状では難しいのでしょうね。」

さらっと流して共感するようなふりをして対応しておりました。

 

職業訓練のときの講師が仕事のアドバイスをもらいにそのおじいちゃんと訪問した際に、

「基本無意識で頑張りすぎていることが多いので、体調が悪そうだと気づいたときにはもう手遅れになります。

与える仕事量とペースに気を付けてください。」と、おじいちゃんを窘めて下さいました。

 

健常者と分け隔てなく接してくださり、苦手な部分を補ってくださるおじいちゃんにはいつも感謝しているので、

フォローとしてその旨を伝えたうえで、正直な体調面とそれに対しての主治医の指示の上、薬を調整していることを伝えたら、

これからの働き方を一緒に話し合ってくださったので、すごくいい時間を過ごせました。

 

皆仕事で手一杯なのはわかっているので、

こちらからはハッキリとは配慮とかは求めないようにしており、自分自身で改善できることは努力してますが、

無意識な部分は自分で気を付けることが難しい部分は他人の力や環境の配慮はある程度必要なので、

こうして障害を理解している人を交えて話す機会を与えて下さるのはとてもありがたいです。

 

人とのご縁を大切にし、人脈を構築し、理解のない人を諭してもらった上で配慮して頂くということは、

自分のような障害をもっている他の人にもわずかながらですが、繋がるのではないかと思いました。