某大学病院での治療が終了となり、先月末に退院してきたとき、訪問看護師のKさんから余命について病院から何か聞いたことがあるかと聞かれました。

そういう話は通い始めてから1回もなく、私も聞く勇気がなかったので、聞いたことがないと答えました。

先日Kさんと話してわかったのですが、Kさんは病院にそのことを聞いたそうです。

そのときの病院の返答は、姉が転院してきたとき半年くらいではないかと本人と妹さんに話したと思う、と。

それを聞いて信じられませんでした。

 

なんでそんないい加減なことを言うんだろう。

私は通院に付き添ってはいたけど病院の先生とはまともな会話をしたことがないし、そんな大事な話を聞いたら忘れるはずないのに。

Kさんも病院の「話したと思う」という言い方に違和感を覚えたそうです。

 

話してくれなかったことを責めているのではありません。

 

私から電話するなりして聞くことはできたし、それをしなかったのは私の意思です。

つい最近まで抗がん剤が効けば何年も生きられると思っていて、それを希望にしていたから、私から聞くことはできませんでした。

ただ、そんな大事な話を「話したと思う」と無責任に嘘をついたことがショックでした。

 

というか嘘をついている自覚もなく、本当に「話したと思う」と思っているんでしょう。

そもそも転院した最初の頃とは担当の先生が違うのに、何をもって「話したと思う」と考えたのかも謎です。

 

一般的には告知するからこの人の場合もしたんじゃないかな、くらいの考えなのかな。

本人と家族にとっては人生を揺るがす大事なことです。

医師にとって大事なのはスキルだけじゃないよ、と言いたいです。