こんにちは、ゆきしずくです。



またまた昨日の続きです。






公休日を満喫した次の日、出勤した私は朝からせっせと作業の続きをやりました。

様々な疑問を胸に秘めつつ・・・




午前中、おじさんが声をかけて来たのです。




真顔 いけるか?多いやろ。大変やろけど、頑張ってな



ニコニコ はい、大丈夫です。これだけできましたよ。(シールの束を見せる) でも、これ、番号の部分ですごく時間かかって効率悪いんですよ。番号だけ手書きしたらダメなんですかね?



真顔 いや、普通はどこも(どの部署も)ハンコで押してるからな。面倒でもハンコで押してくれるか



不安 わかりました。





漢字ばかりの施設名はハンコの方が明らかに速いし綺麗やけど、番号くらい手書きでも何の支障もないはずやけどな

て言うか、普通ってなんやねん




と、思いながらも、仕方ないので言われた通りに引き続き作業を進めました。




その日の作業開始から6時間。

初日からだと既に11時間は経過しています。




なのに、まだ2割も終わってないような気配

いや、1割程度か?




私は一体何をしてるんだろう?驚き




既に11時間を超える作業。

その間の私の給与は優に15,000円を超えています。

それでも完成まで、まだまだ程遠い。




冷静に考えれば考えるほど、激しく疑問に思い始めました。




これ、どう考えても効率が悪すぎる。シールごときに一体いくらの人件費をかけるん?

9桁あるスタンプを買ったら、作業時間が半分以下になるで。

ていうか、そもそも手で書いたらあかんのがおかしいわ。




疑問が大きく膨らみ、我慢できなくなった私はおじさんに聞いてみることにしました。

こういう時、自分でおばちゃんになったなと思います。若い頃は何事も深く考えることなく、言われたことを言われた通りにやるだけでしたから。




ひらめき ちょっといいですか?



真顔 なに?どうした?



ひらめき この番号の部分なんですけど、絶対に手書はダメなんですよね?



真顔 ・・・



あんぐり そしたら、9桁以上あるスタンプを買ってもらったりは出来ないですか?一枚に対して何回も押すから、番号がガタガタで綺麗にならないんです。効率も悪くて余計に時間がかかるし。



真顔 いや、新たなスタンプは予算がないから買われへんねん。手書きも見栄え悪いやろ。悪いけど今の方法でやってくれるか。



あんぐり そうなんですね。じゃ、修理は?

せめて6桁目の横棒「-」の部分だけでも修理してもらえたらもっと効率よくできると思うんです。

さすがにいちいちのトールペイントは面倒くさいし



真顔 いや、それも無理なんや。スタンプの修理って高いんやで。これ見てみ。



どこかから持ってきたダイヤル式のスタンプを見せて



真顔 平成から令和に変わったやろ。その時にこれ替えてもらったんやけどな、ひとつ3,500円もしたんや。ものすごい高いやろ。

そやから、横棒だけでも同じくらいかかると思うんや。





私のいた市役所では、各部署に何種類ものダイヤル式の日付印がありました。

それら全てを年号が変わった時にまとめて平成から令和に修理してもらったようです。

トータルでかなりの費用がかかったと、おじさんに力説されました。

アスクルで頼めば新品がもっと安く手に入りそうだけど




不安 はぁ。でも、この調子やと何日もかかります。下手したら1ヶ月位かかりますよ。時間がもったいないですけどね。

私は少しオーバーに訴えてみました



真顔 ええよ。ゆっくりやってくれたら。





3,500円の修理代は出ないけど、日給10,000円近い私の時間は何日使っても問題無し?




入ったばかりの人間に、他にやらせることが無いとはいえ、手書きでも済むものを、わざわざ何倍もの時間がかかる面倒な方法に固執する。

不思議でなりませんでした。





ここはそういうところなのだ。

とんでもない所に来てしまったぞ。

馴染めるだろうか?



コスパを意識しすぎる前職とは真逆の環境に

不安しかありませんでした。






またまた続く右矢印