金曜日。
お台場に逃避行。

夜の東京を走るモノレールはまるでディズニーランドのアトラクションのようで。
インディージョーンズにでもなった気分。
がたごと揺れる、運転席のないモノレールの一番前に陣取った私たちは
子供みたいに嬉々として乗車時間を満喫した。

それから。
目的の観覧車に乗って。
東京の夜景を二人占め。
観覧車のなかはまるで無人島で。
煌々とした摩天楼の海の上にふたりで浮かんでいるみたいだった。

銀座と違って。
お台場の空は広い。
風も。
ちゃあんと風の匂いがする。
ふうっと頭の中に、マイラバの曲が流れる。



…だけど新しい扉を開け海にでれば
波の彼方にちゃんと果てを感じられる…





久しぶりに食べたたこ焼き。
美味しかったなぁ。



こんなふうに彼と過ごす時間を重ねながら
八方塞がりなまま進んできた。
八方塞がりでも留まることなく進んでいくのは非常にゆきちゃんらしいと友人に言われた。
その言葉になんだかほっとして
嬉しくて肩の力が抜けた。

…よかった。私らしく生きてるなら。

そう思った。


新たな扉を
臆することなく開ければ
必ずそこに「果て」はある。
そして人はまた。
その「果て」で次の扉を見つけ
目を閉じ風を受け
新たな海に出ていくのだ。
揺るぎない想いがあれば
それはいつだって楽しい冒険。




さ。
次にいかなくちゃ。