もう何回目なのかはわからないが、

耳をすませば、を先週見た。

なぜかはわからないが、初夏になると見たくなる。

そして見ると必ず、恋、をしたくなる。

聖司くんみたいな人、いないかなーって思う(笑)



今日、コクリコ坂からを試写会で見てきた。

耳をすませばとは全く違う物語だけど、

恋がしたくなる、物語だった。

全く事前情報も得ず、入場のときに受け取ったビラの裏面に

宮崎さんの企画意図が書いてあったのだけれど、

それを読んだだけだ。


ポニョみたいに海を走るわけでもなく、

もののけが出てくるわけでもない。

まして、今DVDを見ているラピュタみたいに、

空から少女が降ってくることもない。

きっと父親が子供だったころの時代。

高校生の男女が出会って、出生に悩む物語。

耳をすませば、よりももっとリアリティがあって、

現代では出尽くした感のある安易なモチーフ。

一歩間違えたら陳腐になってしまいそうな物語。


古くも、その時代を知らない私は

そのアナログ感にひかれたような気がする。

携帯がなかったときの、人間の距離感が少し羨ましい。

私は時に極端に近くなりすぎる距離が苦しいなーって思う。

中学生の頃の恋を思い出すような

懐かしい気持ちと共に、

主人公の男の子の硬派な感じにときめいてみたり。

あー恋がしたい。

って久しぶりに強烈に思った気がする(笑)


子供に面白い物語ではないと思う。

大人が見て懐かしんだり、

その時代を知らない世代が時代を知る物語だと思った。


個人的には好印象ですが、まわりの反応はこれいかに。

ジブリっぽくない恋物語です。

でも要素はぜんぶジブリなんだよね。


ものすごい勢いで歌や映画や服も、自分の身の回り全て、

そして時に人も、いろんなものを消費していく今の中で、

私にとってのジブリと宮崎さんと鈴木さんはいつまでも消費できないものの1つ。

そんな映画が、1つ増えてうれしかったです。


以上、感想終わりー♪


[青い空・月の光・深い星]-201107032302000.jpg