松竹
CASSHERN

やっと観ました!!!
公開されてからずっと観ようと思ってたのになかなか観れなくて、
いつもレンタルされてたので借りれなくて。
(最近、映画の話題ばかり・・・)

この映画は深いなあと思う。
セリフのひとつひとつに考えさせられ、
知らず知らずのうちに涙が溢れ、流れていた。
それぞれのセリフに意味があってそれを感じた。
生きれと生まれたのにそれを排除する・・・
死を望んだのに生かされたこと、
生きている、存在そのものが傷つけてしまう、
命に限りがないから一生懸命生きようとする、
憎しみ、差別、平和、安息、楽園・・・
争いの世界、つまり暴力への否定、
ストレートなメッセージが強い映画だ。

少しだけ批判します。
場面変換が早くて少しわかりにくい!
もっとキャラを掘り下げた方がおもいしろいのにな。
東哲也としてCASSHERNとして、心の動きというか、
彼が実際のところよくわからなかったので、
もっと描いてほしかったのが個人の意見です(笑)

戦闘シーンははっきり言っていらないかも?
ちょっと長いしそこはあまり重要ではないと思う。
その分上記の部分がほしい!!!
私が戦いのシーンが根本的に好きではないからというわけで。

残念なのは本物の戦争映像を混ぜたところ。
あれは妙なリアル感を呼び起こすのと同時に
わかっている人間だからこそ作品に織り込めると思う。
一概に悪いとは言えないけど、違和感があった。
気持ちはわからなくはないけど、メッセージに寄ったか?

あと私の謎は終盤のルナ。何でだろう、細胞に触れただけで何故?
他の新造人間はあっけなかったのに・・・

CGと実写を駆使していてそれは映像として良かった。
「攻殻機動隊」を思い出すような雰囲気で、
斬新だけど少し錆びれてて、その中に苦さと温かさもあった。

争わなければ生きられないのか。人類の歴史そのもので、人間て悲しい。
争いが当たり前なのかのように繰り返すこと、それは寂しく思える。
生温いこと言ってることはわかってる。
それでも願わずにはいられないこともある。
誰かを傷つけても守りたい、生きたい、
私にはそう思えること、そういう存在っているかな。

何だかんだ言ってるけどこの映画結構好き。
まあ、TAKUROさんとHISASHIさんの名演技は最高でした!!!
特にHISASHIさんの表情が良かったよ(笑)
(こんな〆でいいのか・・・)