4月13日 土曜日 大安 晴れ
朝7時の電車に乗るため 雪丸 に「お留守番よろしくね」と声掛けしてから、10分前に家を出た夫と私。
雪が降ったほど冬のような数日間の後だから予報は17℃でも朝は寒かったです。
 
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2日前留袖を預けに来た時には硬いつぼみだった神社入り口の枝垂れ桜は咲き始めていました。
 
着付けの予約時間よりちょっと早く着きすぎました。ロビーで待っているとK子さんのご両親、しばらくして息子たちが到着。
 
K子さん、K子さんのお母様、私と順番に美容室に呼ばれ支度が始まります。
 
なぜか私は着付けが先でヘアセットはその後、こんなの初めて、いつもは着付けが後なのに。
 
「今日は良いお天気でよかったですね」「セットしやすい髪ですね。ホットカーラーをまくとすごくツヤが出る髪質ですよ」とか話しながら、逆毛を立てている美容師さんの手元をじっと見ていたら、「何かありますか?」と聞かれ「いえ、後でシャンプーが大変そうだなと思って…」と答えると、「リンスを先につけると逆毛はすぐほどけるから大丈夫ですよ」ですって。知りませんでした、逆毛を立てられると絡まった髪を洗うのにいつも苦労していましたから。
夜、言われた通り濡らした髪にまずリンスを付けたら本当にするする髪がほどけましたよ。
 
着付けが終わってロビーに戻ると娘たちも妹一家も来ていて姪に写真を撮ってもらいました。
 
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裄が短いですね、母の着物ですから あせる
私が結婚するときに作った35年前のもの、地味で落ち着いた柄ですが金箔をたくさん使ってあるんですよ。帯も素敵でしょう。
 
娘に「着る?」って聞いたら「ヒロちゃんとユイちゃんの時に?着たいかも」
昨日母に電話した時そう伝えると、姪も「おばあちゃんの着物、すごく素敵、私も着たい」って言っていたそう。
 
母の留袖が日の目をみるのはこれが最後のチャンスだと思ったら25年か30年後にまた活躍しそうです。
 
親族控室に移動して親族紹介が終わり、おのおの新郎新婦と写真を撮りながら和やかに過ごしていたらいよいよ結婚式の時間になりました。
 
新郎新婦を先頭に父親、母親、姉、と親族紹介の順に2列に並んで巫女さんに従って進むと(参進の儀)、途中参道に出てまさかの一般の参拝客の前を通ることに。
何人もの人にカメラを向けられて(そうですよね、突然花嫁花婿の姿を見たら誰だってそうしますよね)恥ずかしいというより、私は草履の裏が汚れるほうが心配で… だって建物の中でしか履いたことないはずですから。
 
少し進むと今度は招待客が参道の両側に並んで祝福の言葉をかけながら拍手で私たちを迎えてくれました。
参列者からの祝福を受けるのはキリスト教式だと式が終わってチャペルを出てからだからその反対ですね。
 
神殿正面は新郎新婦と親族が座り、招待客は横に席が用意してあります。
 
チャペルだと厳かな緊張感がありますが、神前式は初詣でやお宮参り、七五三など日ごろから触れる機会が多いからか身近な感じがして緊張感はなかったです。
もっともそれは私だからで、誓いの詞を読み上げ(誓詞奉読)、玉串をお供えする(玉串奉奠)息子とK子さんは緊張しっぱなしだったことでしょう。
 
息子たちが式を挙げた乃木神社は巫女さんでなく宮司さんが舞を舞ってくれます。
そして舞の時だけでなく式の間ずっと楽師の方たちが雅楽を奏でていました。
 
息子たちの結婚を温かく祝ってくれている、そんな印象を受けました。
 
思ったより長くなってしまいました。
披露宴へ つづく