近頃、着やすい洋服がなかなか見つからなくて本当に困っています。
洋服難民なんじゃないか、私。
元々、洋服の不満は色々ありました。
丈が総じて足りなくて、袖丈・着丈・股下丈どれも短くて、もう少し長めな服はないものかとずっと思っていました。
(横幅は広がるのに長さは増えない不思議)
さらに洋服に付いてるタグも苦手。
肌に擦れて痒くなったり、ブツブツが出たり水ぶくれになったり。
だからいちいち取っています。
根元をハサミで切るだけでは駄目で、布地のタグは解して、そうでないタグは針穴を広げて切ったりして、タグ全体を取っています。
面倒くさいけど、心地良く着るために仕方なく。
元々がこんななのに、服用中の薬に痒みの副作用があるためか、今度は布端が痒くてしょうがなくなっています。
こういうやつです。↓
これ、着ると立ってくるのが本当に痒くて煩わしくて。
たまにメンズTシャツで首元後ろ側だけ布端を隠してくれているものがありますが、あれ、全体にしてほしいくらいです。
なぜ内側の肌に当たる方にあるのか、怒りすら湧いてきます。
なので最近は裏表を逆に着ています。
ただ、そのまま着ると布端が立って、明らかに裏表逆だと分かってしまうので、さらに面倒くさいですが全て縫い止めています。
そして「最初からこういうデザインの服なんです」って顔をして着ています。
この服は元々は裏起毛なんですが。
裏起毛ってのもなかなか曲者で、すぐ細かな毛玉・ピリングが出来て、これまた痒いんですよ。
だから最近は安い服ばかりです。
毛玉が出来るのは高い服も安い服もあまり変わりませんから。
学生時代に手首を痛めて、裁縫は苦手中の苦手。
お針仕事はできる限り避けて通りたいと思っていましたが。
お針を避け続けて着にくい服を不満タラタラ着続けるか、手が痛くて下手くそだけど自分に合う服にするためお針を取るか、の二択を迫られ、後者の道に進むことを決意しました。
少しずつ既製服をイジり、あーでもないこーでもない言いながら自分の良いように変えています。
ちなみに、ミシンを使うのは敢えて避けています。
ミシンで縫うと縫い目はきれいだし、時間もかからないけれど、糸を結構使うのが気になって。
それに機械がなくても身一つでできるようになりたいという思いもあり。
自分自身が着るものだし、少々縫い目がガタガタでも心地良く着れる方が大事だと考えて。
布端を縫い止めたり、袖を足したり、丈を足したり。
加工すると心地良く着れるので、努力が報われた実感があるのも遣り甲斐に繋がっています。
なんなら1から服を作ってしまおうかとも思うことがあって。
誰も着ない古い和服が結構あるので、上質な絹の布で服が作れたらいいよね、と考えることも多いです。
丈も幅も充分で、肌に優しく、心地良く着れる服。
可能なら前も後ろもなく、裏表もない服。
実現できたなら、洋服は買わなくなるかもしれません。
それもいいなぁ。
…頑張ろう。
それでは、また。