今日は、二十四節気の「啓蟄」
大地が暖かくなり、土の中で縮こまっていた虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日。
桜の蕾は、こんな感じ。
今日の東京は、強風注意報が出ていて、
北風がぴゅーぴゅー吹いていました。
虫たちは顔を出したもののあまりの風の強さに、
「やっぱりもう少しあとにしよう…」と引っ込んでしまったのでは?
若葉芽吹く土手。
急に、冬眠から目覚めたくまさんのかわいい詩を思い出しました。
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くまさん
はるが きて
めが さめて
くまさん ぼんやり かんがえた
さいているのは たんぽぽだが
えーと ぼくは だれだっけ
だれだっけ
はるが きて
めが さめて
くまさん ぼんやり かわにきた
みずに うつった いいかお みて
そうだ ぼくは くまだった
よかったな
(まど・みちお)
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この詩に登場するのは、
まだ幼い子どものくまさんか?
もしかしたら
高齢のくまさんかもしれない…
なんて想像したり(;^_^A
6日前、104歳で亡くなった まど・みちおさんのご冥福をお祈りいたします。
素敵な詩をたくさん残してくれてありがとうございました!
毎日 春の光を少しずつ運んで来てくれる太陽に感謝して
おやすみなさい。