私を魅了してならない、ケニアのインド洋に浮かぶ小さな島、ラム島。

 

そこで、3月4日~8日間まで開催されていたLamu Yoga Festivalに行ってまいりました。

今年の1月下旬に、この島を訪れ、まさに一目惚れ。

全日程は難しくとも、行くしかない!と、2泊3日(実際は3泊4日となった)で参加してきました。


島に着くやら、広場で涼むおじ様に

「1か月前来たよね。前回よりも若返っているね。何か秘密があるに違いない」

と、意味深な微笑で目視鑑定をされた私。

特にプライベートで、若返るほどの喜ばしいことがあった記憶はないのですが、きっとラム島が与えてくれるポジティブエネルギーが影響しているのだ!と確信できる旅となりました。

 


まずは、Yoga Festivalを紹介する前に、ラム島の紹介を。

そもそも、スワヒリ文化とはご存じでしょうか?

スワヒリとは、「海に住む人」という意味。

東アフリカの沿岸部は、古くからインド洋を吹く季節風に乗ってやってきたイスラム商人による貿易が栄え、イスラムとアラブ、そして、土着のアフリカ文化とが融合した独自の「スワヒリ文化」が形成されていきました。

そのスワヒリ文化が色濃く根付く島が、ラム島です。

かつて、オマーンの支配下だったこの島は、その後、ポルトガル、イギリスと影響を受け、現在は、東アフリカ最古のスワヒリ建造物群が評価され、旧市街が世界遺産にも登録されています。




車は一切なく、バイク、ロバ、もしくは自らの足が交通手段。

その足でさえ、島の方たちは裸足です。砂丘が覆うこの島は、道路のほとんどが砂地。

「島はサンダルなんていらないよ」と潔くサンダルを脱ぎ捨て、ボートから降り立つ島人を真似て、一度、トライしてみましたが、太陽で熱された砂地は、熱くて熱くて、私が歩くには修行が必要でした。

裸足歩行は難しくとも、足元から感じる砂の柔らかさ、不安定さが心地が良く、前回同様、既にその感触が恋しくてなりません。



滞在したのは、活気あふれる旧市街地から約3キロのシェラビーチ。

最近では、海沿いに欧米人観光客向けの高級ブティックホテルが並ぶ、旅行客には人気のエリアです。

波止場では、船乗りたちが、海の輝きにも負けないナチュラルスマイルで客引きをし、年配の白人夫妻が愛犬と一緒に海を散歩。

程良いリゾート感はあるものの、迷路のような道を一歩入ると素朴な島の人たちの暮らしに出会え旅人心を包み込んでくれます。

時間ごとに流れるアザーンの音、子供たちの遊び声、道に迷えば、みんなが道案内。

角を曲がれば目の前に現れるロバや、道端でじゃれあうネコたちも全て、シェラの人たちみんなが家族のよう。



YOGA? ラム島?と疑問を持つ人も多いかもしれませんが、インド洋の風に乗り、POLEPOLE(スワヒリ語で、ゆっくり)な時が流れるこの島は、身体と心と、そして人と繋がる一時を与えてくれました。

 


ラム島の魅力を書いていたら、なかなかLamu Yoga Festivalに辿り着かない!

もっともっと伝えたいのですが、Yoga Festivalと合わせて、さらに紹介していきます。

という事で、次回に続きます!

ナイロビに来て1か月が経ちました。

 

運転免許をまだ持っていないため、移動には毎回、タクシーアプリのUBERやBOLTを使っています。

ナイロビでは、現地の方々も良く利用しており、道端を走っているバイクタクシーよりも割安なこともあったり。

 

毎回、運転手を呼ばないといけないというところは少し面倒ですが、個人的には、ドライバーとの出会いと会話を楽しみながら使っています。

 

夜中はラジオDJ・昼間は運転手という働き者のおじさんや、奥さんの家庭内暴力で悩む33歳、ングルファザーとして育てる愛娘の話をしてくれた兄さんなど、たった数十分の出会いは、何だか、人生模様を描く真夜中のショートドラマを見ているよう。

 

ここ最近、車に乗っていてよく聞かれるのが、「ケニアについてどう思うか」。

好き嫌いという感情論ではなく、この1か月で感じたこと。

その1つが、みんな働き者ということ。

日本のような働き方改革の無いケニアは、週6、7で働く人も当たり前。

ラジオDJのお兄さん曰く、夜中も物売りをする人や、お客を待つタクシーなど、昼夜問わず働いているとか。

確かに、夜中も働いていたという運転手さんに出会うことも。(眠くないのかいつも心配ですが)

 

そんな働き方したら、私は身体壊しちゃうな。。。

 

でも、何だか、みんな嫌々働いていないというのが、素敵なところ。

もちろん、決して楽な暮らしではなく、政治・経済について人々が抱えている不満はひしひしと伝わってくるけれど、

たくさん働きながら、それでも人生も楽しむ。

 

無理に自分を苦しめたり、追い詰めたり、立場を気にしたり、無駄に考えすぎることなく、物事をシンプルに考える所が

この国の魅力だし、私がアフリカに惹かれる理由な気がする。

 

ナイロビの交通渋滞は、本当にひどいもので、20分で着くところも2時間かかるのが当たり前。

計画は、計画通りになんて進まない。

正直、日本の2倍かかるものばかり。

でも、それが良い悪いではないなと最近思う。

 

ある意味、時間に追われすぎの日本の暮らしは、効率性、利便性にばかり囚われすぎているのかもしれない。

もちろん、その土地ならではの社会、暮らしがあるからどれも尊敬すべきものではあるけれど。

 

日本の感覚も失わないように心掛けながら、アフリカ時間を楽しんでいきたいと思います。

そしてこのカオスな交通事情の中で運転できるようになるのか。

まだまだ未知なことだらけです。

 

 

 

 

 

 

 

ケニア、ナイロビにおります。

 

まさかの吐き気に襲われたナイロビ行きの機内。

顔面真っ青で降り立った11月2日から1か月が経とうとしています。

 

ホテル住まいにも慣れてきて、門番のおじさん達の顔の区別もできるようになってきました。

(何人かはまだ同じに見えるけど。。。)

 

色んなことが当たり前になる前に、少しでも暮らしの色々を綴っていかなければと、よいしょとパソコンを開きました。

 

というのも実は、この1か月正直、体調が優れませんでした。

初っ端から体調崩しているようじゃ、この先大丈夫?と思うかもしれませんが、

体調が優れないなりに、自分に起こる一つ一つを”GIFT”として楽しんでいけたら。

そんな”GIFT”体験を少し紹介します。

 

到着1週目、慣れない、小さなノートパソコン作業で肩こりMAX。

首から肩にかけての凝りとズキズキとする頭痛に悩まされていました。

(この頭痛の原因は別でしたが。。。)

 

日課のヨガは続け、ヨガスタジオで気分転換の時間を作るも全く回復せず。

とりあえず、宿泊ホテルに併設しているマッサージサロンを覗いてみることに。

白い歯光る笑顔の魅力的なお兄さんの丁寧な説明に、迷うことなく即予約。

ヨガレッスン後に予約していた為、やはり交通渋滞にはまり30分遅刻。

就業時間ギリギリだったにも関わらず、「あなたを待っていたよ」と、笑顔で迎えてくれたお兄さん。

 

そう、お兄さんが担当です。(てか、お兄さんしかその日はいない)

予約したのは全身オイルマッサージ。

 

てっきり女性のスタッフさんがいるものと思い込んでいただけに、オイルにしたことを後悔しても、もう遅い。

彼を信じようと、部屋に入ります。

 

お兄さん「服を脱いで、この布(けっこう薄い)を身体に被せ、うつ伏せでベットに寝て、準備が出来たら呼んでね。」

私「えっと、全部脱ぐの??下も。。。?」

お兄さん「もし気になるようなら下は履いていても良いけど、お尻の部分とかもしかっかりマッサージしたほうがよいから。。。」

 

日本のサロンでよく使われるマッサージ用のアンダーウェアは無し。

全裸に、一枚布です。

「ケニアのマッサージはこれが主流なんだ」

郷に入れば郷に従え!

施術スタートです。

 

息を吸って、吐いて~。筋肉をまずは緩めていくことから始まります。

時たまヒーリングミュージックが止まっては、また掛け直すというアフリカらしさもありながら、40分のところ約1時間じっくり施術をしてくれました。

結果としては、程よい圧でゴリゴリに固まった筋肉を念入りにマッサージしてくれ気持ちよかったのですが、だいぶ際どい所まで施術されるので、完全にリラックスはできませんでした。。。

 

でも、お兄さんのとってもジェントルな対応に心が解れたことは確かでした。

 

ちなみに、同僚に、このことを話してみたら、ケニアでは異性にマッサージして貰うのが好まれるんだよと説明されました。

ホントかウソかは、わかりませんが。。。

 

もう一つ「ケニアで歯医者に行く」という”GIFT”もありましたが、それについては、次回に持ち越しで。

なんせ、パソコンに向き合い続けると肩こりになるので。。。(笑)