とりあえずこんな感じ

昔、あなたの周りで『モウゾウ』あるいは『モーヤン』とあだ名を付けられている人物はいなかったですか?
私が小学生の頃、1人『モウゾウ』と呼ばれる同級生がいた。
それは彼の苗字が『山下』だから。
その頃は、なぜ『山下』だからといって、あだ名が
『モウゾウ』になるのかわからなかったのだが。
年齢的には幼稚園~小学生低学年の頃のドラマだったので、私も含めた同級生達が自らの意思で観るようなドラマではない。
あだ名の命名者は、恐らく親が観ているのを横で眺めていて、何となく『山下』=『モウゾウ』って脳に刷り込まれたんだろう。

そんな幼い頃に放映されていたドラマであるから、あらすじなんて覚えてなかったけど、主題歌の一部分や、出演者のキャラクターの濃さは何となくおぼえている。

このドラマ、全181回(182回?Wikipedia上や、その他のところでは全181回となっているのだが、Wikipediaの同じページで、放送日やサブタイトルを記した一覧表では182回分書かれている)もあるのだが、最高視聴率は35.2%を記録している。

当時はテープが非常に高価な時代だったため、上書きして使用するのが当たり前で、そのため関西テレビには初回と最終回のテープしかなく、再放送されることもなかった。
そこで、こんなプロジェクトを立ち上げた。

このドラマ、ある会社の社長さんの実話を元に作られている。詳しくはこちら

詳細はここには記さないが、様々な経緯を経てこの幻の人気ドラマを観ることができるようになったのだ。
といっても、ネット限定で有料だが。
そういったわけで視聴できるようになり、7月から観始めて、ようやく第64回まで辿り着いた。まだ1/3である。
今のところ、117回までアップされているのだが、全て観られるようになるのだろうか?
私の知る限りでは、130回までと最終回までしか見つかっていないという情報である。

オモロイ!
作られた時代が違うし、いろいろツッコミどころもあるのだがオモロイ!

ストーリーは言わずもがな、私にとってもう1つの見所は、昔の(現在ご存命の方もおられるが)芸人さんが多数出ているところである。
しかも吉本と松竹の双方の芸人が同じドラマに出演しているのだ。
今では別に気にならないことだが、この辺りの事はまた別の機会に。

映えある第一回目のゲスト芸人は
笑福亭仁鶴
西川きよし

そして、この時代だから成せる事なのか、主題歌の作曲家の奥さんが出てたり、脚本家の不倫相手の女優さんや、演出家の奥さんの女優さんなどが、ちょこちょこと出ていたりする。
そして、脚本家と出演している某大物喜劇役者さんとの確執など。
裏話を頭の片隅におきながら観ると、また違った面白さがあるのだ。

参考資料としている本


今、丁度この辺りを観ている。
この頃が最も人気があったようだが、藤岡重慶(あしたのジョーの丹下段平の声優でもある)扮する坂田軍曹がなかなかえげつない