ペットショップへの批判は書きますが、
すべてのペットショップやその店員さんがそうだと言うわけではありませんし、 あくまでど素人の戯言ですので、悪しからず・・・。
ペットを飼う経験の少ない方は、ペットショップの店員さんは、
みんな動物好きで『動物のプロ』だと思っていませんか?
もちろん毎日お世話をするわけですから、
嫌いではできないお仕事だと思います。
でも、本当に本当に動物が好きで、大事に大事に考えている人は、
大型ペットショップは続かない場合が多いようです。
営業成績を上げるため、動物それぞれの特性の中で、
プラス面ばかりを前面に出し、マイナス面はほぼ口にしてはいけないことに
罪悪感を覚え、耐えられなくなるようです。
うちが最初にチワワを飼うときの店員さんは、
みなさんかなり本音トークの方でした。
そこのショップは当時一店舗のみの経営で、
みなさん本当に犬のこと猫のことが大好きで、
色んな事を教えてくださいました。
犬種の特徴、飼いやすさ、飼いにくさ、抜け毛の状態等々・・・
本当に色々と教えていただき、『犬を飼う』重みをしっかり考えさせられました。
「さすがプロ!」と思いました。
販売も、飼い主を選び、「この家庭にこの犬種は向いてない」と思われたら、
飼いたい(買いたい)と言ってるお客さんに、「お宅にはこの子は売れません。こちらの犬種の方が向いてますよ^^」とおっしゃっているのを聞いたことがあります。
お客さんの家族構成や、アレルギーの有無、お留守番の時間、
住環境(戸建てなのか集合住宅なのか、庭の有無など)等々、
色々聞いて、それをふまえたうえでアドバイスし販売されていました。
残念ながら、ここのショップも店舗が増え、
販売重視になってしまいました;;
当時の店員さんは、ほとんど残っていません。
お世話になった二人の店員さんが辞められる前に、
「ごめんね。ここではもう働かれへんわ。またどこかで会えたらいいね^^」と
うちのわんこに最後のあいさつをしてくださいました。
その子にとって環境の整った飼い主さんのもとに送り出してあげられる状況じゃなくなったから・・・と。
事故が起こりそうだと感じるご家族に送り出した後、
半分以上事故が起こっている・・・と。
事故のほとんどは防げるものなのに、悔しい・・・と。
とても悲しそうに色んな事を話してくださいました。
うちの子たちは、こんな店員さんにお世話してもらっていて、
本当に幸せだったな~・・・と思います。
店員さんのことをちゃんと覚えていて、ショップに連れて行くと大喜びでした。
しっぽがちぎれるんじゃないかと思うくらい、ブンブン振っていました。
いつも「おかえり~^^」と笑顔で迎えてくださいました。
どの店員さんも、このショップから送り出した子みんなを覚えていて、
名前を呼んで迎えてくださるんです。
そういえば、手書きのバースデーカードも届いていました。
そう気遣い、嬉しいですよね^^
このショップが変わってしまったこと、本当に本当に残念でなりません。
私は犬が大好きなので、あちこちのペットショップに行きますが、
残念ながら、本音トークの店員さんはほとんどいません。
チワワが好きなのでチワワを見てると、
「小さくて飼いやすいですよ~」
「抜け毛も少ないですよ~」
「可愛いでしょ~」
と満面の笑みで近づいてこられます。
『うそ』ではないですが、どう飼いやすいんですか?
小さいから悪さも排泄の片付けも楽なだけでしょ?
経済的負担も確かに少ないですね。
でも、チワワは身体が弱い子が多いとか、パテラが多いとか、
気が強い子が多いとか、そういうのは教えてくれないんですか?
抜け毛が少ないのは、表面積が小さいから、
ゴールデンなんかよりは少ないってだけでしょ?
いっぱい抜けるし、換毛期にはしっかり抜いてあげないとダメなんでしょ?
それ、抜け毛少ないって言うんですか?
ってつっこみたくなります。
突っ込みどころ満載の営業トークのお店がほとんどです。
(書ききれないのでこのへんで^^;)
そんなお店に居る子たちを見て、悲しくなります。
なので、最近はあまりショップに行かなくなりました。
先日、京都で新しいこじんまりしたペットショップ(生体は犬のみ)を見つけたので
入ってみました。
本音トークの店員さんで、犬が大好きで仕方がないって感じでした。
それぞれの子の、親の体質や性格までいっぱいお話ししてくださいました。
「うちはもうすでに2頭いるので、これ以上飼えないですよ。」
と言っても、
「いいんです。犬が好きな人に、犬のことをもっともっと知って欲しいんです。」
とおっしゃいました。
これが本当に動物を扱うべき人なんじゃないかと思います。
久しぶりにすごく幸せな気分でペットショップを後にすることができました。
こういうペットショップ&店員さんが増えることを祈って・・・。