お疲れまです
インソールのアドバイスを頂いている相沢盛夫さんから
インソールとOGASAKAスノーボードのレポートが届きました。
御紹介させて頂きます。
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お世話になります。
インソールについてですが、シーズン前半は調子良く使わせていただいていましたが
実はシーズン半ばにインナーを変えましてサイズは一緒ですが、メーカーが変わったために
インソールが合わなくなり使っておりません。
高谷さんに作っていただいたインソールは足裏がまったく滑らず張り付くようなフィット感が
あるので裸足で滑っているようで踏ん張りが利いてとても良かったです。
で、後半はディーラックスの24.0のシェルにG-STYLEの25.5のインナーを
入れて滑っていました。これがまたとても調子が良く、インソールはインナーに入っていたG-STYLEの
ものを入れております。
さてオガサカについてご説明させていただきます。
アルパインについてはEVO,ARMERともに接点移動式キャンバーの採用とともに
ハンマーヘッド形状になったことで接雪長を各段に稼ぐことができより早いノーズのとらえで
谷まわりでの深いカーブが可能となりました。
EVOに関してはさらにセットバックとテーパードを強くしたため、ターン前半の
谷まわりで必要なカーブを終了させ、後半では極力カーブせず直線的に切りかえに
つなぐラインが作れます。したがってレースの場面ではゲート前にターンが終了し
ゲート横は切りかえに向けて直線的にスルーするイメージです。
僕自身、EVOの型になってからプロ戦でのアイスバーンや荒れたコースでの
レースに不安や恐怖心がほとんどなくなりました。
GSでは僕の使用サイズは186。新形状で従来のタイプの195センチくらいの接雪長と
安定感を感じます。カーブと後半の走りがはっきりしているのでコースインスペクション時に
イメージがしやすくなります。接雪長が長くなったので、扱い切れるか心配な方は
1サイズ下げて181でも良いでしょう。PGSでは181です。
SLはGS用に比べノーズのエラが張っており、レースでのクイックなボード操作に対応しています。
より早くカーブし、より早く抜けますのでターンの完成がとても早いです。
もし体が遅れてしまいボードが浮いてしまうような局面でも、接雪するときに前足を
押して無理やりにでもノーズから接雪させれば、今までは転倒してしまったような場面でも
たとえ体は転倒していてもノーズからエッジが噛んでターンを成立させ、再び体が戻ってくる
驚異のリカバリーが可能です。
僕の使用サイズは162ですが、接雪長が長いので159でも良いと思います。
ARMに関してはテクニカル用にメタルをサンドするのは初めてなので、違和感なく
乗れるように、EVOよりも薄い0.3ミリのメタルを入れて操作性を重視しています。
特にミドル、ロングでのエッジグリップ、張り付き感は抜群で高速でのカービングが
楽しくなります。EVOに比べると後半の走りは感じずトップレーサーには物足りない
かもしれません。
テク選で使うにはロングは179整地ミドルなら168 ウェーブのミドルは160が
良いと思います。フリーライディングは演技構成によりサイズをチョイスします。
ロング、ミドルを中心にスピード系で行くなら168か179。ショートやエア、トリック
なども含めた構成なら168か160です。
ただ、このハンマーヘッドと接点移動式キャンバーはショートターンにはあまり向いていません。
ショートに関しては従来のタイプ(オガサカですとSLASH)が操作しやすいと思います。
FC-Xは次世代フリースタイルボードといえます。特にテクニカル用にメタルをサンドして
開発したのはオガサカが初めてだと思います。
そもそもクロスの藤森由香ちゃんの使用するスクーターにメタルを採用したのが始まりで、
それをもとにテクニカル用にターンを重視して開発しました。接点移動式キャンバーの採用で
ハンマーヘッドにすることができ接雪長を伸ばすことができたため158というサイズで従来の163以上の
安定感を得られます。154でも従来の157以上の安定感があるので慣れてしまえばとても
頼りになる1本になります。一度この安定感を味わってしまうと他のに乗れなくなるほどすごいです。
フリースタイルはスピードに弱く、荒れたバーンやアイスバーンでのハイスピードランでボードが
叩かれて暴れるのが悩みだったのですが、それがウソのように解消されます。たとえターン後半で
荷重してしまい、「やばい、叩かれるかなあ~」と思っても、あれ?というくらい何事もなかったかの
ようにエッジグリップして張り付いていきます。
ロング、ミドルターンではほぼ不安なしで滑れると思います。ただ、やはりショートターンにはあまり
向いているとは言えません。もちろん可能ですがややもたついてしまうので、テク選やバッジテスト、
イントラ検定で使うなら、弾むようなリズムの良いショートをするためにFCやCTを使用することを
お勧めします。
以上、こんなもんでどうでしょうか。
相沢盛夫
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