↓過去ブログ記事、複数回編集しました。

 

 閉鎖環境。

 SFでは、基地や施設がその舞台になることが多い。惑星一つがその閉鎖環境になることも。

 スタニスワフ・レムの「砂漠の惑星」は惑星自体が閉鎖環境になっている。ちなみにタイトル良く似た「砂の惑星」(フランク・ハーバード)とは別作品。

 

 「砂漠の惑星」は、ある惑星へ派遣された探検隊が連絡を絶つ。主人公たちは連絡を絶った探検隊の調査と救出のため、その惑星へ派遣される。

 そして先遣隊の宇宙船が発見されるが乗組員たちは奇妙な状態で全滅していた。いったい何が?

 

 このスタニスワフ・レムの作品を読んでいて思い出した作品があった。

 「銀河英雄伝説」などで有名な田中芳樹先生の「緑の草原に…」という初期の短編(レビュー作)。

 こちらも、ある惑星に送られた調査隊が3回にわたって連絡を絶つ。そして主人公たちの4回目の調査隊が派遣されるが、先遣隊の隊員たちは、すべて全滅していた。いったい何が?

 物語の始まり部分が似ている。といっても似ているのは始まりだけ。その後の展開は別。考えてみれば、よくある始まりだし、先行作品を参考にするのはよくある。

 

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話、変わり(思い出したので)。

 ある少年誌を見ていたら、ある先生の作品と似たものが登場。敵キャラの設定が似ている。

 ただストーリーと主人公設定は異なるので問題はない。しかしその先生はアイデアを他人に真似されることが多いらしい。

 その先生がデザインしたキャラクターを「あるテレビ番組」が勝手に使った、など。ただその先生自身は訴えない旨の投稿をされていた。いろいろ思ったけどコメントは控える。

 

追記:この後、調べてみたところ、デザイン無断使用されたのは事実らしいけれど、色々事情があったらしい。

あるサイトに「好意的に黙認した」という内容の説明があった。

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 話を戻し、テンプレやネタをいくらたくさん用意しても、センスや知識がないと面白いストーリーは書けない。結局は作家さんの実力と思った。面白い話を書くのは難しい。

 

・追記(2020年以降)

 そういえばアメリカのTVドラマ、スタートレック・ヴォイジャーで、時間の流れが違う星が出て来る話がある。

 そして主人公たちが、その星からの脱出が出来ない間に「住民」がすごいスピードで「進化」していく話があった。

 これはロバート・L・フォワードの「竜の卵」の内容に似てる。

 他にも、アメリカのTVドラマや映画の中には日本のアニメからのアイデアでは、と思われるものがある。

 逆に日本のアニメでも「オリジナル作品」といいながら、マイナーで古い海外ドラマを思い出させる作品がある。うろ覚えで検索しても古くてマイナー過ぎるとなかなか検索に出ない。

 ほとんどは相互に影響を受けただけと思うけど、いろいろ考えてしまう。後から書かれた作品ほど、ほとんどのネタは誰かが書いていて「斬新なネタ」は難しい。

 

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