前の記事で、陣痛と陣痛の間にリラックスすることで、まどろみへ導かれると書きました。



まどろみは、現実と夢の間のふわふわほわほわした、なんとも言えない気持ちいい時間です。

私は長女のお産の時のまどろみを今でも覚えています。
朝から大雪で交通麻痺が予想されたので、早めに入院したんですが、午前中は暇で暇で本を読んでました。昼の麻婆豆腐を完食して歯磨きをした頃から陣痛が強くなっていきました。


そこで、自分がこれまで産婦さんにしていたような声がけをしていったんです。

「陣痛さん来たね〜息吐こう。ふ〜〜ふ〜〜。次の吐く息でピークだね〜。よーし、ピーク超えたよ。あとは、陣痛さんが無くなるよ。息吐いていこうふ〜〜ふ〜。無くなってきたね〜はい。ゼロになったね〜」

「まず深呼吸」

「頑張ったね〜、子宮さんありがとう。陣痛さんありがとう。赤ちゃん。早く会いたいよ。これで、また一歩近付いたね。」

「力抜いていこう〜身体を沈み込みこませるように力を抜いて〜足の力、腰の力、お腹の力を抜いて〜胸の力、頭の力、顔の力も抜くよ〜。最後に奥歯の噛み締めを緩めて〜」

するとね、なんとも言えない天国のような心地よさが訪れるんです。
ふわふわの。ただただ気持ちいい時間。
その時、あったかい太陽の光が降り注がれてね、それがまた気持ちよかったの。
そうやってまどろんでいると、陣痛さんがそーっと起こしてくれるの。
「陣痛さん、来たね〜」
の繰り返し。

あっ。この段階では誰も付き添ってはいないし、個室だったので、誰も見てないから大丈夫ですよ。怪しいよね。
皆さんは心の中でやってもいいかも。