先日受けたバッハコンクールの講評用紙が届きました。
いったいどんな事が書いてあるのやら…
もっと基礎的なことを学び直して出直してください!とか書いてあったらどうしよう。
封筒を開けるのがとても怖い
そんなことも言ってられないのでえいやっとあけました。
A4の講評用紙に鉛筆の走り書きで5枚。
走り書きの具合から審査の時間がない中でできるだけ伝えようとしてくださった感じが伝わってきます。
できてないことなど、もちろん厳しい事も書いてあるのだけどなんだか愛があるような。
一方的にできてない!という書き方でなくて私が弾いたイギリス組曲3番プレリュードがもっと良くなるにはどうしたらいいのかという視点で色々と書いてありました。
フレージングや転調による色彩の変化や声部のことからバロックの弾き方を考えるなど色々たくさん
読んでると、あまりの自分のできてなさに落ち込む部分もあるけど、最後に『頑張って!』って書いてあるのを見たらなんだか泣きそうになりました
うん、頑張ろう。
そして講評用紙を持参してレッスンに向かいました。
何て報告しようかなと思ってましたが。
なんと先生、こっそり会場に来て聴いてくださってました
まっっったく、気がつかなかった。
ちゃんと弾けなくて何だけど、とっても嬉しい
実際の演奏を聴いてくださってるので、講評についても話がしやすかったです。
実は弾き直したことで、すごく落ち込んでいまして。
でも弾き直した後の方が落ち着いて弾けていたし、初めてコンクールなのに良く頑張りましたというような事を言ってもらえて嬉しかったです。
一度崩れてしまうと弾き直したとしても、また崩れてしまう事も多いらしく先生めちゃくちゃ心配でドキドキして聴いてたみたい
ご心配をおかけしました。
今回、無謀にもバッハコンクールを受けてしまいましたが、いい経験になったなと思います。
私にはレベル的にもきつかったけど。
曲について真剣に考えたり練習したりできたし。
動画予選で3名、本選で5名の審査員から講評をもらえるのもありがたいと思いました。
予選は動画だったのでよくわからないけれど、本選の受付や案内の方はみんな親切で優しかったし、舞台への移動などもわかりやすかったです。
これは動画予選の時の参加賞のクリアファイル。
バッハさん。名前からカッコいいな
今回動画コンクールを受けてみて思ったこと。
そして迷っていること。
予選の雰囲気を知らずにいきなり本選に参加するのはきついなと思いました。
コンクールに慣れている方なら大丈夫かもしれないけど
動画コンクールは録画するのは大変だけど、何度も撮り直せるし(それが大変とも言えるけど)、提出はネットでポチッとするだけなので簡単でした。
ならばと昨年末にラフマニノフの『鐘』を別のコンクールの動画予選に出してました。
もうね、〇〇ゼミの⭕️ぺん先生に添削してもらうくらいの気軽さで。
これで講評もらえるならいいなぁと。
その結果が先週届いてました。
無事予選通過して全国大会参加のお知らせでした。
どうするかものすごく迷う。
せっかく素敵なホールで弾けるし、人前演奏の場数を踏むためにも参加するか。
でもあと1ヶ月半くらいでコンクールで弾くほどに仕上げられるのか?
音楽的にも精神的にも。
一応発表会では弾いてるので仕上がっているとも言えるのだけど…
また何か失敗して人前で弾くのが怖いというトラウマになったらどうしよう?
などなど。
そして思ったのが、これが動画でなくホールで受ける予選だったら私は落ちていたかも。
動画の奇跡の1回みたいなのを提出したから通過したのでは
だったら今回は参加はやめて、また来年ホールの予選から挑戦するか。
と、ここまで考えてなぜコンクールに参加するの?
ということに立ち帰ります。
もう、ぐるぐるです
申し込み締め切りは明日まで。
どちらを選んでも後悔しそうな気がする。