インチキストーリーテラーの
タロです
前項の続き
大阪＠十三宅にて
というわけで、あの夜は
相当緊張したんよ
寿命が２年くらい縮んださ
どんだけ寿命縮めば
いいのよｗｗもう、ヒヤヒヤ
することばっかりで
いづれ書くであろう
SUMIMASEN店長さんの
告別式での赤タイツの話とか
道頓堀事件とか、色々な
寿命が縮まる話の
多分合計したら
もう、とっくに俺
死んでるし
むしろマイナスよ
逆に寿命が
延びてるんじゃない？
ハチャメチャよｗｗ
オモシロいから許すけど
ユリさんが、
このブログ見つけたら
苦情の電話来るかもしれんし
その時は責任とってね
まあ、でも今回の件は
中心人物があのアホなので
それは純粋な
愛からのモノ
なんよね、それ以外は
不可抗力というか
十三さんはその話術で、
企業弁護士に
自己弁護で勝訴して勝ち抜けた。
アナタの胆力には脱帽するよ
俺たちのシエテを
悪徳弁護士から守り抜いたんやからね
でなきゃ今頃よそで雇われ店長
やらされてただろうし・・・
とにかくその話の続きを聞かせてよ
その続きを知りたがる
多くの読者がいるんでね
それでは
あのアホ（たそがれ）
の話、続きをします。
FROM
FINAL DANCE
てめえ、たそがれ！
空前絶後のアホの
一手に怯える
共犯者２人
もう一つの伝説
GREAT REGEND
ではいくぞ！！
十三との話し合いの結果
やはり若武者としての衝動は
抑えることができなかった
二人の目の前には
かの海賊王
ゴールドロジャー
の大秘宝を
彷彿させる
満月に照らされて
神々しく輝く
「何か・・」
そう見えたに違いない
16歳の勢いのある
この若武者どもには
ベランダに干してある
未知なるもの。
彼らにはちょっと
刺激が強すぎたのだろう
「ナニカ・・・」
もう少し・・・
もう少し・・・
固唾を飲む十三
「ゴクリ・・・」
その場にやっと到着した
たそがれは、その
風景に絶句し、気が動転している
「うぅ・・・」
その時！
てめーら！！
そこで、
何やってやがる！！
いかついお父様が
窓の外の異変に
気づいた様子で、
窓を全開に解き放った！！！
タロ
（ざまあ！！ｗｗ）
２人と１匹は
慌てふためくも
障害物が思ったより多く
逃げ出すこともできない
絶対絶命の
ピーンチ！！！！
十三の名前は、学年でも
知れ渡っているはずだ
ともかくココを脱出しなければ・・・・
同様に、物干しざおに
もう一歩で手が触れるところだった
ヒサシも同様に考えていた
俺のオヤジに殺される
これはヤバイ
なんとか逃げ出さねば
俺の親父とユリさんの
お父様は
友人だからこの件が
バレてしまったら
張り倒されるどころじゃあすまない
ヒサシのオヤジさんも
十三のマイクタイソンオヤジ
同様、切れたら何するかわからない
ハチャメチャ親父ということは
自他ともに認める件なのだ
この小さい町では
噂話など、一瞬の事である
若造がやらかしたと
知れ渡ったがおしまい
もう、高校生にして
この町では
生きていけないぐらい
クラブ 破壊の鉄球
ユリのファンクラブから
袋叩きに合うであろう
しかも、対象が失敗だった
いろんな意味で、先輩後輩
そして、近くの住民はこの件で
大騒ぎするだろう！！！
十三はもはや、泣きそうな
顔になっている
（タロさんにばれる）
玄関より、パパがいかり肩を
鳴らして３人に近づいてきた
お前ら動くな、俺の事
知っているだろう？？
恐ろしい形相で
３人を睨みつけるパパ
それで、お前は今
何をやっていた？
いかり肩のパパは
ヒサシをつかみ上げて
ヒグマの様な声で
脅しあげた
怖すぎて、ちびりそうになる
ヒサシ、でも駄目だ
ここでバレるわけにはいかない
「ユリさんに、
告白をするために・・・
あの彼が・・・・」
指さしをして
話をすり替えようとするヒサシ
あの男です
どどん！！
「ああああああ・・・
あああうう…」
（ヒサシの視点）
ダメだ・・・・
たそがれは完全に飲まれとる
足がガクガクしてるし
青ざめとるんで
何も言えんやろ
話を振る人間を
間違ってた！！！
何とか俺一人でも
逃げれないか・・・・
ヒサシは掴まれながらも
逃げる方法を考えるぐらいは
冷静だったのだ
（十三の視点）
・・・やべえ、これで見つかったら
色々と厄介なことになるぞ
ごめんタロさんから俺は
殺されるかもしれない。
逃げ出したい、逃げれない
もはや逃走経路は
塞がれており、この状態では
フェンスも上がれない
積んだな。逃げるのは
やめとこう、次の作戦だ
やはり歴戦の猛者、十三とヒサシは
冷静に物事を判断できる男だと思う
そのピンチの切り抜け方は、
さすがだと思うし、一瞬の油断が
政局を変えかねないとも
理解しているのであった。
「ここは偽名で行くしかない。
聞かれたらすぐに答えれるよう
考えなければ・・・・」
怒れるパパ
お前、名前を言え！！！
十三は、
怒鳴り声で委縮するヒサシを
横で見ていた
ヒサシは名前は
何と答えるのだろう
それによって、
俺も名前を考えなければならない
竹山ヒサシ
「ア・・アズマです」
こわばったヒサシの口から
出たのはなんと同じ部活の
アズマ君だった、アズマ君は
部活でも線が細く、どちらかといえば
凄くおとなしい部類に入る
しかも、アズマ君ちは
ここから近いよね・・・・
バレるって！！！
そこのお前は？
唸るような目線で
危うく失神しそうになる
十三、そして彼は冷静に気を
保ちながら、力強く
こう言った
佐藤ジュウゾウ
「ハヤシダです！」
ちょっとまてい！！
（相席食堂かよ）
タロ
なんでヤッシーがそこで
出てくるん？
ヤッシーなんて俺らと
全然、面識ないでしょ
真面目だし、普通だし
普通中の普通だぜ、めったにおらんよ
そこまで普通の人
なんか個性とかあるやろ
ダメやんヤッシーとか使ったら
俺は幼なじみだけどさ
まあ、一番面識ないし
無難だと思ったんよね
顔も忘れたし、思い出せん
タロ
ヤッシーをディスっとるやろ？
おにぎりって言われとったけど
逆三角形な顔なので
カマキリになってたよ
お、思い出せん・・・
タロ
あんたら、同窓生を
めちゃくちゃにしとるな
恨まれるよきっと・・・・
話を戻すよ！！
怒れるパパンは
ヒサシを掴みながら
たそがれを見た
それで、そこのお前は？
ヒサシの喉元の掴みながら
パパさんは、一番玄関に近く
逃げ出せようものなら
逃げ出せる位置で
すくみ上っている
たそがれに声をかけた
お前の名前を教えろと
言っとるだろうが！！
その怒鳴り声を聞きながらも
たそがれは、姿勢を取り直し
緩やかな顔をしながら
何か言おうとしている
こいつ、なんていうのかな
俺らが嘘ついた名前と
被るなよ、たそがれ
あほだから
変な名前を出さないでくれよ・・・・
「ニヤニヤ」
この男は掴まれながら
たそがれの発言を期待して
聞いている
そこで出た
こ奴の偽名は・・・・
どどん！
永山リクト
「ナガヤマです！」
ええええええ！！
おまおまおま！！！
「おーい、リクトよ
ほんみょう言っとるがな」
もう、逃げれんし・・・
なんでお前、そこでも
きめ顔で
自分の苗字
さらすかなぁ
あまりにも機転が
聞かなさ過ぎて
アウトでしょ
終わった・・・
つうかさ、あの場面では
俺ら前の二人が偽名を
使ったならば、最後の
たそがれも偽名を使うべきよね
腹立ってさあ、
あやつの機転のなさが
むかついたんよ
タロ
そしたらさあ
こういう風に仕向けたら
いいんじゃない？
例えばよ
竹山ヒサシ
「ア・・アズマです」
ときて、すぐに十三がさあ
佐藤ジュウゾウ
「ナガヤマです！」
ってきたら、たそがれは
名前を変えるしかないでしょ？
・・・・・・。
どうかなあ？？
いや、あいつはアホだから
こういうと思うね
竹山ヒサシ
「ア・・アズマです」
ときて、すぐに十三がさあ
佐藤ジュウゾウ
「ナガヤマです！」
一瞬、たそがれはためらうと思うけど
なんか、気合が入った感じでこう答えるね
永山リクト
「ナ・・・ナガヤマです！」
ちょっとまてい！！
（相席食堂かよ）
タロ
あー
あいつアホだから
そのまま言うかも、
ちょっとためらいながら
ナ・・ナガヤマですって
力むねきっと。
同じ名前嘘つくなって
パパさんからあの奴は
殴られると思う
そしたらこうしたらいいじゃん
竹山ヒサシ
「ナ・・ナガヤマです」
ときて、すぐに十三がさあ
佐藤ジュウゾウ
「ナガヤマです！」
永山リクト
「ナ・・・ナガヤマです！」
（コレだけ正解）
３人とも
たそがれの苗字ナガヤマで
名乗るのも面白いよね
でもさあ、やっぱりこうしたらいいやん
あのパパさんだから
リクト（たそがれ）が、最後に
発言する番だから
お前ふざけんなって、
絶対に怒られそう
たそがれ
グーパンチはいるよね
確実にグーパンチよねｗｗｗ
タロ
「もう、これでいいやん」
竹山ヒサシ
「ナ・・ナガヤマです」
佐藤ジュウゾウ
「タケヤマです！」
永山リクト
「佐藤です！」
結局その場に居る
全員の名前がばれる
結局、たそがれは自分の名前である
ナガヤマを吐いてしまったのは
ユリさんに告白するためですと
いきなりパパさんに説明してしまい
なんだか結婚のあいさつの様な感じな
不思議な感じに場の空気がなってしまい
ユリさんを
呼んでください！！
一矢報いた感じには
なりましたが、結局
お前らの様な不良には
うちの娘は逢わせん！！！
怒られてしまい
その場で警察は呼ばずに
許してくれたから良かったものの
警察に出されていたら
とんでもないスキャンダルとして
この３人の知名度は上がっただろう
もしそうなったら
俺は変態とは仲間でいたくないし
同類と思われたくないので
逃げると思うけどねｗｗｗ
結局、十三は後日ユリさんに
すべてを告白し、その行為を
ごめんねと謝った件に関して
私は家の中に
下着とか干してるんで
それはお母さんのだよ
笑って許してくれたから
この件は、円満に解決したのだと
言うものの・・・・・・
あんたらさ。
一度自衛隊とか
入隊して鍛えられて来い！！
もうええわ！！！
つづく