ああ、わしは一体どうすればよかったんでせうね?
在職中、説教やお小言を食らうたびに思っていたんですが。
「こうしてほしい」
「こうあるべき」
口でさらっと言われただけで完全に理解して実現できれば良かったんでしょうけど。
残念ながらわしは耳がいささか遠いんで、聴覚から情報処理して理解するより、視覚情報に出してもらう方が助かる…などということに気付いたのは退職してからだった…。
わしも確認するのが下手くそだから、あまり言えた義理ではないんですが。
「言ったじゃない」って怒っても仕方がない人が地球上にはいるって知ってた方がいいかもね。
わしは幸い、看護学校の時にAと人に伝えてもせいぜいA´にしか伝わらないみたいなことを習えた人間だったんですが。
後から「それ違う」とか言われても…
違うなら違うで、じゃあどうして欲しいのか、どうして欲しかったのかはっきりわかるように伝えていただきたい訳ですよ
…などと毒出し、わし的デトックスな記録を書いてましたらね、なぜか降ってきました。
わしに説教やお小言する人たちも…
「わかって欲しかっただけ」らしい。
あいや~わかってあげられなくてホンマすみません
残念なことに、わし打って響く鐘のような体質じゃないんで…。情報処理に関しては(他もだけど)反射神経ゼロに近い気もするし…、はっきりいって頭の回転がとろい。
とりあえず、わしに関しては何をすればいいのか、どうして欲しいのか「行動を」「具体的に」「シンプルに」「急かさずに」伝えてほしいなというのが正直なところ。
前職の上司みたいに観念・情緒が入り混じると…処理速度が非常に遅くなります。
例えば…
A:「夜勤帯は受け持ち患者の記録を受け持ち看護師がすることになっているのでしてください」ならOK。
コレがB:「○○さんの夜勤の記録がないのはどういう訳ですか?あなたは夜勤をしていないんですか?」なんてきたアカツキには。
コレ在職中、実際に上司から食らった説教なんですけどね。
病棟異動でわしの場合、職場ルールというか上司ルールの理解が遅かったのもアレなんですが。
うわ~また説教。嫌だなー。で何をどうすればいいんだろう?あなた夜勤していないんですか?とか言われても勤務組んでいるのあんたじゃん。この人何言いたいの?
心臓バクバクしながら、泣きたいのをこらえながら、イラっとするのをこらえながら…脳みそぐるぐるしちゃうなか一生懸命B→Aへの情報処理をしていた(と思われる)から仕方なかったのかもしれません。
おおっそういう風に考えてみれば、わしの脳みそって意外とすごかったのかも
めちゃめちゃ負担かかってとうとう限界来ましたがね。
「1回伝えれば相手が完全に理解して実行されるのが当たり前」
「言ったことが100%相手に伝わる。それが当然」
こういう思考があったら、四六時中テレコ持って「言った」「言わない」言うて回るハメになったりして…?
わかってもらえないからと、怒ったり責めたりする前に「相手に伝わるためにはどうすればいいのか」ちょっと考えてくれてもいいのかも…。などと思っちゃったけど…インナーチャイルドやベビー的由来なら頭だけでどうこうするのは大変か…。
コレ最初「誰かの期待を満たすために生きている訳じゃない」なんてタイトルで記録していたのだけど、まあわし元上司や同僚のために生きてる訳じゃありませんし。向こうもそうでしょう。お互いそんな義理はないですし。
ただ、赤ん坊には通用しない…というかお母さんなり誰か養育する人が「私子供の期待を満たすために生きてる訳じゃありませんから~」だったら赤ちゃん生きていけませんもんね。
ふ~っ、わしの中にもあるんでしょうね。
「わかって欲しい」って。