ちょっと過去のお話。
私はスポーツカー乗りだった。
愛車は『シルビア S15』
のスペックR
完全に一目惚れだった。
FR、6速マニュアル。
なぜ、車にハマったのか…
それは彼との会話だった。
彼は本当に無口でなかなか会話が弾まなかった。
彼のイトコは車好きでもちろんスポーツカー乗り。
いつも何も喋らず、車雑誌を見つめる彼を見ていました。
そんなとき私は思いました。
『車の話をしたら、彼との一方通行な会話がなくなるだろうか。私はわからない、彼に質問したら教えてくれるだろうか。』
そして、彼に質問したのです。
すると彼は少しずつですが、
話してくれました。
タイヤ、ホイール、マフラー、エンジン、足まわり…
常に車の話、
いつの間にか私は
勝手に車雑誌を読み、
彼に質問したり、
彼のイトコや友達と話しました。
まわりは男性ばかりでした、
その頃の私は女性誌なんて読まず、
男性と共に車雑誌コーナーで一人で立ち読みをしたり、
購入したりしてました。
そして私はオヤジを2週間、
シルビアに乗りたいがために
毎日三時間以上に及ぶ説得をしました。
そして、許可が出て購入。
ずっとずっと車の話ばかり、
わからないなりに、
質問すれば回りは教えてくれるし、
自分でも知識はないものの、
運転してる時の感覚で理解をしていたりしました。
なので本当に知識は少ないです。
専門用語なんて覚えない、
ただ走る感覚を体が自然に覚えていたのです。
相手の走りは、
音やタイミングで感じ取ってたり。
なので回りにはない考え方がでたりしてました。
今思うと、本当に不思議なもんです。
そんな私も、シルビアとお別れをしなければならない時が来ました。
まだ乗りたかった、
でも乗れなくなった理由ができた。
それを私は素直に聞き入れ、
お別れをした。
私の愛車はとても良いオーナーさんに引き取られました。
そして私は辛くなりました。
良いオーナーさんだったからこそ、
スポーツカーを諦めることができました。
でも辛かった。
それから私は車雑誌を避けはじめました。
みんなと話をするけれど、
気持ちは遠くにいました。
そして私は女性に戻ったのです。
もうあまり感覚も覚えていません。
あっ…場合によっては
体が自然に覚えてる感覚は
未だに残ってました。
まだマニュアルは運転できる状態ではあります。
今日先輩のカフェに行きました。
『キィはもう乗らないのか?』
問われます。
家に帰ってから考えました。
またあのときみたいに、
最初から教えてもらおうか…
カフェにあるカタログを読んでみようか…
再びそのハンドルを握ろうか…
いや、握れるようになりたい。
離れていた時間を戻すことはできないけれど、
あのときよりも現在のが、
車の話をするいい環境があることに気づきました。
憧れの車は見つけました。
『BRZ』
彼に許した車。
私も乗りたい車。
今からでもいいだろうか、
無理せず、ゆっくりと
1から車の話を始めようかと思います。
わからないくせに、
話が成立していたシルビア時代
あんな風に、
なっていきたいな。
次にカフェに行ったら、
車の話を始めよう
教えてもらおう
やっぱり、私は車から離れられないみたいだ。
感覚が覚えてるもの。
けれど女性でいるよ、
大丈夫♪
ほら、
またココロに小さな炎が1つ。
あー…
めっちゃ語ってしまった。
おやすみなさぃ☆
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