先日、大学で物理学を教えている教員の方とお話しする機会がありまして、いろいろと興味深い話が聞けました。その中で私が共感したのが、「高校の物理の教科書は紙幅の関係等があるので仕方がないのですが、行間を省きすぎて興味が持てる内容になっていない」という話でした。私自身うすうすそう感じていたので、「やっぱそうなのか!」と思ったのでした。

 結局、高校物理っていうのは「入試のための手段」になってしまっていて、物理学科に来る学生は、「省かれた行間に興味を持ちなぜそうなるのか深めてみたい」と思う学生なのだそうです。もちろん、当該先生の肌感覚なので実際はわからないとも言っていましたが。それ以外の高校生は、「医学部に入るための手段であったり、工学部に入るための手段」としての学びになっているが、今の受験制度上仕方がないのかな?とも思っていました。

 

 この話は、物理だけでなく、高校の学び全般に言えることなのでしょうね。結局、高校の学びって、幕の内弁当みたいなもので、その中で特に美味しい=興味を持った分野を追求するために学部選びがあるのかもしれないし、大学に入って楽しむための手段としての存在なのかもしれません。

 

 日曜の夜、こんなことを考えていました。

 

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