日本の長野県でオリンピックが開催された頃の話




自分の滑走スキルを過信してる僕がチャレンジしたゴールドパス検定。


滑走し終えた僕へのジャッジは、


当然のように『不合格』だった・・・



「うそー!何でですか!?」



納得が出来ない僕はイントラさんに詰め寄った

(なんて図々しい!その自信はどっから来るんだよ!!)


「暴走気味な滑りでしたね!適切なエッジングが出来てないからスピードコントロールが出来てません!だから停止距離も長かったでしょ?」


今思えばメチャクチャ下手くそなクセに、


食いついてくる僕に、かなりカチンときたはずなのに、


オブラートに包んだコメントを選んで評価してくださったイントラさん。


イントラさんのダメ出しに火が点いた僕は、



「いや、なんか納得出来ないんで、もう一回やらせて下さい!」



という信じられない事を言ってしまった。


意識があるのに無意識というか錯乱した気持ちが本能的に発した感じでしょうか?


「いやぁ、最初説明した通り、1回の検定で一人1回ですから!納得出来なかったら、また午後にチャレンジして下さいね!」


淡々と流れる時間の中に、イントラさんに淡々としたコメントをされた僕は、


悪いのは自分なのに、


大人げないが物凄く腹が立った!

(いやいや、図体だけ大人の子供やがな)


悔しかった!


この頃は検定チックな用語なんて全く分からないから、


イントラさんが言っていることが理解出来ないのもあった。


この後、我に返った時、


完全にこの検定の破壊王になっていた僕・・・


先に検定を終えて待機していたスノーボーダーの皆さまの、


ゴーグル越しだけど冷ややかな視線が痛かった!


しかし、僕は何て礼儀知らずで品のないヤツだったんだろう・・・

(多分、そんなん今も変わってない!って嫁に言われそうな・・・)


恥ずかしい。


この場を借りて、この時お世話になったイントラ様と、


不快な思いをさせてしまったスノーボーダーの皆様に陳謝致します。


申し訳ありませんでした。

(でも、この時の関係者の方は誰もこの記事を読んでくれてないですよね・・・)


つづく
 

 

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