『君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ』



北原白秋『桐の花』より

君を帰す朝、外は雪。想い人を見送る白秋先生にとっては林檎の香りのような優しく甘やかな雪であったのでしょうか。美しくて、何だか幸せな歌ですよね。まあその背景は言わぬが仏ですけども。



今回作ったのは林檎の浮島、林檎ジュレ、林檎クリーム。
「君」の足跡と、雪を林檎味で作ってみました。全体的に林檎パンケーキのような仕上がりです。

先週の更新で浮島生地にフレッシュフルーツを入れるとその部分は膨らまず形そのまま窪むらしいということに気付き、それなら雪の足跡も作れるのではと思い立って季節外れですが作らずにおられませんでした。しっかり足跡になってくれて大満足です。