誰がためにつくる花環とほほゑみて花の名をさへ問ひたまふかな


山川登美子、増田雅子、与謝野晶子合同詩歌集『恋衣』より


あまりの可憐さに知らず知らず笑顔になっておりました。とてもかわいい。野で花環を作っているところからして、初恋の回想か何かでしょうか。この歌の可愛らしさをお伝えしたかった。世の中すっかり春ですね。
山川登美子先生の歌は純真可憐で切ない歌が多いと思うのです。



今回作ったのはいちごのハマンタッシェンです。いちごソースといちごクリームを添えて。花環風に円く盛り付けてみました。苺は淡いピンクの『淡雪』を使用。
山川登美子先生はミッションスクールに通われていたということで、春のお菓子ハマンタッシェンを作ってみました。プーリームは旧約聖書由来とはいえユダヤ教のお祭りなので登美子先生が御存知だったかは謎ですが、「花の名をさへ問ひたまふ」ということもあって、それは何と問われそうなものにしたかったのです。