草野心平『蛙』より


蛙の詩人、草野心平先生の詩集。
生命の躍動を、死の静謐を、これ程響く言葉で描かれる方もそうはいないと思うのです。一方で蛙に対する人の残酷さを俯瞰していたり、視点が独特ですよね。
それに表現は言葉に限らない。●のみで表現した『冬眠』は有名ですよね。『月の出と蛙』も思わず唸ってしまいました。
発想がとても自由なのです。



[2022.11.13]追記
今回作ったのはダシのそうめん。青さを活かしたかったので、塩を入れずにぬか漬けの茄子を使いました。蛙の型に飾り切りしたきゅうりを添えて。器は『青イ花』から。
上に乗せてある四角いものは、水切りした絹ごし豆腐を漬物の漬け汁に浸けたもの。味わいはチーズに近いですね。居酒屋さんでたまに見掛けるのですが、正式な料理名はあるのでしょうか?今回は茄子の漬け物の漬け汁を使ったので表面が青いです。