吉井勇『天彦』より


上の句「寂しければ~」で始まる短歌、怒濤の72首。初めて読んだ時はあまりに「寂しければ~」が続くので、これは短歌に見せて実は詩なのだろうかと思っていた事があります。
一つ一つが哀愁の薄衣を纏っており、72首も「寂しければ~」と綴った吉井先生御自身の寂しさとはいかばかりかと思いを馳せてしまいます。本当のところは御本人にしか分かりませんけどもね。

余談ですが、ブログ主の持っている『天彦』は署名本なのです。ちょっと自慢です。
今回作ったのは韮ダレ、韮チップス、生椎茸の素焼き、山わさび酒。

歌中に登場する食材を組み合わせて作ってみました。韮ダレをつけた焼き椎茸、まあお酒が進む進む。なお韮と椎茸が苦手な方は裸足で逃げ出す香り高さと味わい深さです。

山わさび酒は、もし他の方にお出しするなら量を調整出来るよう山わさび別置きの方がいいかもしれませんね。