丘の上で
 としよりと
 こどもと
 うつとりと雲を

 ながめてゐる』



『おなじく


 おうい雲よ
 いういうと
 馬鹿にのんきさうぢやないか
 どこまでゆくんだ
 ずつと磐城平いはきたひらの方までゆくんか』


山村暮鳥『雲』より



牧歌的というのか、のんびりして、見たまま、感じたままを描かれた詩たちなのだろうなと。だから心にすっと入ってくるのでしょうね。

他の詩集も読んだのですが、個人的にはこちらが一番好きでした。




[2021.11.29]追記

前のものよりもっと『雲』寄りに、素朴にシンプルにを心掛けて作り直してみました。

雲の形の白パン、バニラソース、バニラアイスクリームとホワイトチョコレートを添えて。

榲桲も使っています。「おや、どこだらう」と感じるくらいに抑えました。