『くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪かつおもひみだれおもひみだるる』


与謝野晶子(鳳晶子)『みだれ髪』より


みだれる髪に写し出される激しい恋心。何という艶やかさ。
赤裸々でありながら美しさを感じさせるのは、直接的な言葉を使わずに表現しているというのもありそうに感じます。この歌に関しては。
授業で本の題名は教えるのに内容に一切触れないのは何故かというと、こう……それは先生も困るでしょうねぇ……この御時世、あんまり詳しく教えたら怒られてしまいそうですしね。



[2023.04.19]追記
作り直してみました。洋風の盛り付けですが和菓子です。

木苺と竹炭を練り込んだ薄めの浮島でわらび餅を挟んだものと、竹炭と黒ごまを練り込んだ生地を細く筒状に焼いて中に練羊羹を入れたもの。生地を筒状に焼くのは円柱のコロネ型に巻き付けて焼いています。型から外すとき割らないように要注意です。
木苺入りの浮島、なかなか美味しいです。甘酸っぱいフルーツなら大抵合いそう。
周りに散らしてあるのは竹炭きな粉。ハートを添えたのは『みだれ髪』の表紙オマージュです。