『要するに、雑煮はあり合わせで、見つくろって出せばよいのだ、ということを会得していただければ結構なのである。』
北大路魯山人『雑煮』より(『星岡』収録)
これは随筆ということになるのでしょうか。料理論?お雑煮について先生の考えが書かれています。
こういったものが良いとも書いてあるのですが、子供の頃に慣れ親しんだものを、あるもので作るのが一番良いとのこと。何だか親しみを感じてしまう内容でした。
今回は作中の作り方を参考に雑煮を作ってみました。
芋は丸ごと、お餅はマッチ箱大に。もう少し焼いて良かったですね。手癖で大根と人参を型抜きしてしまい途中でしまった……となったのですが慣れ親しんだものということで何卒ご容赦下さい。仕上げに焼いた海苔を細かく揉んだものを散らしてあります。
長呂儀と小梅を添えました。お正月感。
そんな訳で
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。