『かあさん、ぼく吹いてみますよ。チッテ、チッテタ、トッテッ、チッチッ、トッテッチ』


竹久夢二『クリスマスの贈物』より


美人画で高名な竹久夢二先生作の童話。
いくらでも贈物が欲しいみっちゃんと、我慢してひとつにした二郎さん。贈物がたくさんあったのに泣き出してしまったみっちゃんと、希望通りの贈物を手にして大喜びの二郎さんの対比。童話らしい童話です。ほぼ会話文で構成されているので小さなお子さんでも読みやすそうですね。
二郎さんのお母さんが二郎さんを諭す言葉が上手いなと思ったのですが、これがちゃんと響く二郎さんは優しい子ですね。そして最後を優しい二郎さんではなく泣き出してしまったみっちゃんで締める辺りが昔の童話感。



今回作ったのは煙突のある家ということでヘクセンハウス、黄色いラッパを乗せたカスタードパイ、シャンメリーのジュレ。

ヘクセンハウスの建築途中、薄く剥がれたパイ生地を何となく屋根の代わりに乗せてみたら完全に台風で屋根が飛んでいってしまってビニールシート張った家になってしまってどうしようかと。今度何かに応用出来るかもしれないので覚えておこうと思います。
黄色いラッパはレモンチョコレート。赤いチョコレートで房もつけました。
ジュレは童話ということでシャンパンではなくあえてのシャンメリー。
白飛びしていますが霜の感じを出すのに氷餅を散らしてあります。