『クラムボンはわらったよ。』  
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』


宮沢賢治『やまなし』より


日本人の大半が知っているであろう教科書の定番、宮沢賢治先生の児童文学です。

クラムボンって何なのでしょうね。
色々考えた時期もあったのですが、何物でもなくそういう概念なのかなと思っています。

ところでこのお話蟹親子のほのぼのしたやり取りで和やさも感じますが、食べる側と食べられる側が描かれていいて、かつ、二つの場面で立場が入れ替わる(厳密には一つ目は捕食されるのを見ている側ですが)のがとても興味深いです。死生観について考える子は考えるし、そうでなくても良い。この位の自由さが児童文学にはちょうど良いのかもしれないなと思ったのです。



今回作ったのは冷やのダシ割りと梨のノンアルコールカクテル、梨チップスです。
児童文学でお酒を作るのはどうかとも思ったのですが、お話にお酒の話題が出てきますし、親子で飲むようなイメージです。
ダシ割りの方の青い部分は茄子の漬け汁。お酒というよりは冷や汁というか、冷製スープに近いです。
ノンアルコールカクテルにはくりぬいた梨とブルーキュラソーシロップを入れて炭酸水で割ったもの。