井上ひさし『十二人の手紙』より
この本の感想、うっかりすると全てネタバレになりますね。困りました。面白かったです。
書簡形式とも少し違うのですが、手紙やメモや書類など、そういったものを集めてお話が作られています。中でも書類の連なりで人生を描いた『赤い手』は秀逸。
あとやっぱり『桃』は色んな方に読んで頂きたいお話。
この本を手に取った方は最後まで読むことをお勧めします。
ところで『葬送歌』の作中作はたぶん小林多喜二先生の事件ですよね。そういえば井上ひさし先生は確か多喜二先生について書いていらした作品があったなぁと。
今回は『悪魔の蔵のワイン』ことカッシェロ・デル・ディアブロのロゼを中心に、12種類のチーズと桃のオードブルを作ってみました。パンの封筒を添えて。
ピーチピンクで見た目ライトに装ってみましたがワインは辛口、ブルーチーズやスパイシーなチーズを合わせているのでなかなか濃厚な仕上がりです。読了された方は察して頂けますと幸いです。
ソースは桃の果肉にレモン果汁、塩胡椒。
桃の皮も一緒に煮るとピンクになるのです。