『おきなさび飛ばず鳴かざるをちかたの森のふくろふ笑ふらんかも』


柳田國男『遠野物語』より


遠野地方の伝承を纏めた本。なのですが、洗練された文語体で描かれており、民俗学、そして文学、双方の魅力が詰まった逸品なのです。
ブログ主は文語体の参考資料片手に読んだのですが、自分なりに訳してみると原文の良さが殊更沁みます。資料無しで読めるようになりたい。
遠野の伝承、興味深く拝読しました。



今回作ったのは、羊肉の暮坪かぶ巻き、暮坪かぶと茸のみぞれ和え、遠野の赤い河童を添えて。

遠野といえば暮坪かぶ。
そして遠野で焼き肉といえば羊肉という話を耳にしまして、焼いた羊肉を軽く塩揉みした暮坪かぶで巻いてみました。出汁で煮た蕨で結んであります。

みぞれ和えはシンプルに、おろした暮坪かぶと塩茹でした茸類を和えました。

河童はキャラ弁のレシピを参考にさせて戴いたのですが、難しい……世の親御さんは凄い。