『メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した』


太宰治『走れメロス』より


教科書でお馴染み、太宰先生代表作の一つ。
悩みながらも帰還したメロスは言わずもがな、改めて読むと驚くセリヌンティウスの聖人ぶり。
それにしても、このお話の後に王様が国民に対してどんな行動をとったのか少し気になります。



今回はあまり捻らずに作ってみました。
寄り添うさくらんぼとラディッシュの飾り切りで妹の結婚式を、山賊焼きとタレで山賊と濁流を、そして赤い野菜のサラダと揚げたポテトで刑場を。
唐辛子を始めとするスパイスの辛味とトレビスの苦味でメロスを襲う苦難を表現してみました。