病は気からという言葉を私はいつも信じている。


『気』というのは本当にすごい力を持っている。


病と『戦う』『頑張る』ということと『気』は違う。


『気』はそういう抗う感覚とは違い、もっと静かな安定した波動の中にあるんだと思う。


特に私は80代90代の方が病院をあまり経験しないまま身体が弱って初めて入院した場合に大きく『気』が作用すると思っている。


ここまで長生きできた人は健康な身体を神様からいただけた事に間違いはない。何十年も自分の身体が健康であるという強い意識や思考習慣があるので身体を元に戻そうとする力が強いように思うんですよ。


点滴のみで、ご飯が食べれないお年寄りをみると、弱っていくのを見てるだけのような不安にかられますが、食べて欲しい食べさせたいと抗うことは患者のストレスになるんだろうと思うんです。


やっぱり闘病生活にある人に必要なのは夢 生き甲斐なんだと思うんです。


野菜作りが好きなおばあちゃんには畑の写真を見せたり、トマトやナスを手に持ってもらったり、散歩が大好きなおじいちゃんには公園の噴水や子犬の散歩風景の写真なんかを見せでもいい。


そもそも生まれてきた私たち人間って奇跡の存在でしょ。生きてる間に奇跡を見れないはずがないと思うんです。


だから病気と戦ってる患者本人よりも気持ちを穏やかに楽に持たないと患者の『気』を上向きにしてあげれないわけで。

なんかわからないけど治る気がするとか、なんかわからないけど今日は体調がいいとか、『なんかわからないけど』っていう根拠のないものはやはり強い生命力なんですよ。


なんかわからないけど、また野菜作れる気がする


そんな気持ちにさせたい人が私にいます