このところ調子良かったんだよ⋯⋯。
勢いつけてベッドに倒れ込んでも大丈夫だったし、就寝時も左右どちらでも、何の問題もなかった。
昨年8月からのめまい、そろそろ落ち着いたのかな、と安堵していたんだよ⋯⋯。
月曜日、透析中からなんか嫌な感じはしていた。
視線を動かすとくらぁ〜、っとするような⋯⋯。
それでもなんとか終わり体外に出した血液を戻す返血中、横になっているのに視界がふわふわ揺れ始め、ぐるんぐるん回転してきた。
あわてて横のベットの方の止血確認をしていた4月から配属された新人の女の子の腕をつかんで、
「誰か呼んで!」
すぐにナースと技師さんが飛んで来てくれた、
回転性のめまいはほとんどの場合、ほんの数秒から1分くらいで落ち着く。
でも、その「ほんの」でしかない時間の恐怖感は半端ではない。
実際、呼んでくれたナースや技師さんが来た頃には落ち着いていてちょっと視界がゆらゆらする程度だった。
それから様子見で返血側の針を残し、止血。
血圧チェックと、めまいの状態確認でようやく終了したのは30分遅れ。
たまたま迎えにきていた長男と次女をナースが呼んでくれ、
「車椅子にしますか?」
と言うのを頑なに断り、よろよろと歩いて帰った。
その後⋯⋯。
起きている分にはほとんど大丈夫。
たまにゆらっ、とくるけれどそんなに大騒ぎするほどのことはない。
横になる時と起きる時、が鬼門。
ほぼ起きている状態と変わらないくらいうずたかく積んだクッションと枕の上にそろそろと横になる。
それでも視界はぐるんぐるん、とまわる。
一旦横になってしまえば大丈夫。
夜中に起きてしまうのが嫌で、このところ精神安定剤を飲んで就寝している。
起きる時はそろそろと、視線を慣らしながら、起き上がる。
起きてからしばらくはゆらゆらする視線を落ち着かせるようにじっとしている。
視線が定まったら、活動開始。
「このめまいが透析が要因ならもう共存していくしかない」とは言いましたが、マジでしんどいです⋯⋯。
ただ、一日一日、横になる時の回転が少なくなっているので快方にはむかっているのだ、と思ってはいます。
なので、水曜日と金曜日はベッドを起こしたまま透析をしてもらいました。
幸いにも血圧も下がらず、血管の圧も問題なく、日頃から私の回転性めまいを知っているナースも技師さんも快く対応してくださいました。
いきなり腕を掴んでしまった新人さんには水曜日に「おどろかせてごめん。お陰様で助かった」と言う旨のお礼を言ったら、
「いえいえ。大きな声ならいつでも出せるので気にしないで言ってください」
と、次女くらいの歳の女の子に言われました。
ちゃんと専門の知識を受けているだけにしっかりしている。
そんなこんなで、ぐるぐる回っていた1週間てした。
早くおさまらないかなぁ⋯⋯(切実)